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近畿地域経済産業の動向(平成20年9月調査)のポイント

最終更新日:平成20年9月17日

近畿の経済は、「やや弱含んでいる」

1.全体の動向

  • 近畿地域の経済は、 大型設備投資の拡大やアジア向け輸出が好調であるものの、生産は弱含みで推移し、個人消費や雇用にやや弱い動きが見られるほか、原油・原材料価格の高騰により企業収益が悪化するなどやや弱含んでいる。

地域経済産業調査における項目別基調判断

2.個別の動向

(1) 生産 -弱含みで推移-

電気機械、電子部品・デバイス等では薄型パネルや太陽電池等を増産する動きが見られるが、米国景気の低迷や国内景気の先行き不透明感から国内では設備投資を見合わせる動きが見られ、一般機械を中心に機械器具等の資本財が落ち込んでいる。

(2) 設備投資 -総じて増加-

製造業では、大企業を中心に薄型パネルや電池関連等の大型投資の拡大が継続しているものの、投資内容を設備の維持・更新にとどめる企業も多く、特に中小企業では先行き不透明感もあり設備投資を手控える動きが顕著となっている。

また、非製造業では、物流関連拠点の整備が進行しているものの、不動産や運輸関係の大型投資に一服感が見られる。

(3) 雇用情勢 -やや弱い動き-

新卒者を例年並みに確保する姿勢の企業が多く、建設業や製造業では技術系や専門分野の人材が不足しており、新卒や技術者採用では売り手市場が継続している。

しかしながら、先行き不透明感もあることから、今後は採用を抑制するところや派遣、パート等を削減するところも多く見られ、一時期のような人手不足感や旺盛な人員拡大意欲は感じられない。

(4) 個人消費 -やや弱い動き-

オリンピック効果もあり、薄型テレビやDVDレコーダーのほか、猛暑の影響でエアコンが好調であるものの、賃金が横ばいで推移し、エネルギー、食品等の物価が上昇していることを背景に倹約の動きが見られ、百貨店、スーパーでは婦人服等衣料品を中心に買い控えが顕著となっている。

(5) 貿易 -輸出は概ね横ばい-

景気減速局面にある米国向け輸出が低調に推移しているほか、欧州向けも減少してきているものの、一般機械、電気機器を中心に中国をはじめとするアジア向け輸出が好調であり、前年比で全国を上回って堅調に推移している。

(6) 観光 -総じて堅調-

近畿地域の入域動向は、客室稼働率も高水準を維持しており、外国人観光客の増加もあり、総じて好調に推移している。各府県において観光の各種イベントのPRに努めていることも奏しているものと思われる。

(7) 資金調達環境 -概ね横ばい-

事業拡大、自社株購入等により、一部企業で資金需要が増加しているものの、多くの企業においては資金需要構成の変化は無く、資金調達も順調。金融機関の融資姿勢は二極化しており、業績のよい企業には積極的だが、建設業等の中小企業には厳格化の動きが見られる。

(8) 住宅 -低調に推移-

改正建築基準法施行による影響は薄らいできたものの、建築コストの高騰による販売価格の上昇により購入者の購入マインドが減退し、特に分譲マンションは厳しく、完成在庫が高い水準にある。

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