- 関西は日本のほぼ中心に位置し、日本経済の核となる地域の一つです。関西2府5県の面積は、約31,000 km2であり、全国土の8.2%、人口は、2,170万人(2010年)で日本全体の17.0%を占めています。
- 関西地域内の総生産額は、78兆5816億円(2009年度)であり、日本全体の16.3%を占め、関西在住の一人当たりの県民所得は、273万円(2009年度)です。
- ライフサイエンス関連分野における先端研究を行う大学・研究機関の数が多く、高い研究ポテンシャルを有しています。ライフサイエンスに関連した事業展開や産・学・官の連携を積極的に推進している研究機関が多いのが関西地域の特徴です。
基礎データ
関西地域の人口
2010年度の日本の総人口は、1億2800万人と推計されます。このうち、関西地域の推計人口は、2,170万人で、その40%を大阪府が占めています。高齢化率の推移によると、関西地域の65歳以上の人口の割合は、全国平均並みですが、府県別で見ると、和歌山が全国平均より高く、滋賀が全国平均より低い値となっています。
日本の人口の推移

(資料)総務省統計局「国勢調査報告」、同「推計人口」
出典:「関西経済白書2011年版」(財)関西社会経済研究所
関西府県別人口
 (資料)総務省統計局「国勢調査報告」、推計人口(単位:千人 総計:21,707)
高齢化率の推移(全国比較)
※ 高齢化率(%)=65歳以上人口/総人口×100。各年10月1日現在。
(資料)厚生労働省老人保健福祉局「老人保健福祉マップ数値表」(1990年)、総務省「推計人口」
出典:「関西経済白書2011年版」(財)関西社会経済研究所
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関西地域の経済
2009年度の関西地域内の総生産は、約78兆円で日本全体の16%あまりを占めています。また、関西在住の一人当たりの県民所得は、273万円(2009年度)でした。
域内総生産(名目)の推移
(注) 90年度以降は新しい計算方式に変更
(資料)内閣府「県民経済計算年報」
出典:「関西経済白書2011年版」(財)関西社会経済研究所
一人あたりの県民所得
(資料)内閣府「県民経済計算年報」
出典:「関西経済白書2011年版」(財)関西社会経済研究所
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関西地域の科学技術
科学技術に対する指標として、関西地域の研究所立地件数と特許出願件数を調べました。研究所立地数では、2005年を境に中部地域を上回り、2011年は121件に上りました。特許出願件数は、全体の16%で推移しています。
関西にある大学の数は、155校(2011年度)であり、日本全体の約20%を占めています。
研究所立地件数の累積推移

(注) 1985年以降の累計ベース。2011年は速報値:全国751件
(資料)経済産業省「工場立地動向調査結果集計表」
出典:「関西経済白書2011年版」(財)関西社会経済研究所
地域別特許出願件数の推移
(注) 全国値 2008年:391千件、2009年:349千件、2010年:345千件
(資料)特許庁「特許行政年次報告書」
地域別大学数(2010年度)
(資料)文部科学省「学校基本調査報告書」(2011年度全国値 780校)。
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関西地域のバイオ・医療機器
関西地域には、バイオ・医療機器分野で資本力や高い販売力を持つ大企業、独自の高い技術力やノウハウを持つベンチャーなどの中小企業、最先端の研究開発を進める研究機関が揃っています。これらのアクティビティーを統計データを基にしてまとめました。
バイオ・医療機器関連の研究機関数
関西地域には、国立大学14校、公立大学17校、私立大学124校があり、60以上の大学でバイオ・医療機器に関連した研究開発が行われています(三菱化学テクノリサーチ調べ)。また、大阪府、兵庫県を中心に国立研究機関が7つ、各府県に工業技術センターや農業試験場関連施設、高等専門学校があり、バイオ・医療関連の技術支援や研究開発が進められています。
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バイオ・医療機器関連の企業
関西地域には、大手製薬企業に加え、化学、電器機械、精密機器、食品、繊維等の資本力・技術力を有する企業が、健康・医療関連産業に参入する等、「多様性」と「厚み」を持った関連産業が集積しています。
バイオ・医療機器産業の定義
* 三菱化学テクノリサーチ調べ。経済産業省「平成21年工業統計調査」のデータの内、表に示した産業をバイオ・医療機器関連の企業として選定し解析。
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バイオ・医療機器産業の事業所数・従業者数・製品出荷額
平成21年工業統計調査によると、関西におけるバイオ・医療機器産業の事業所数は1046ヵ所(全国の17.0%)で従業者数は4.8万人(全国18.0%)を超えています。製品出荷額は3.4兆円で全国の23.5%のシェアを占めています。
地域別では、どの項目も大阪、兵庫、京都の順で多数を占めています。製造品出荷額等において、滋賀県の割合が多くなっています。
事業所数・従業者数・製品出荷額等の地域別構成

(資料)経済産業省「平成21年工業統計調査」
(注)総数 事業所数:6,165ヶ所、従業者数:267,557名、製造品出荷額等:147,110億円
事業所数・従業者数・製品出荷額等の府県別構成(平成21年工業統計調査)
関西地域の薬事関連製品の生産額を比較すると、医薬品(17.8%)、医薬部外品(26.3%)において、高い全国シェアを占めていることが分かります。
薬事関連製品の生産額の地域別構成
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バイオ・医療機器産業に関連した特許出願件数
2010年のバイオ・医療機器関連特許出願件数を地域別に解析しました。全分野における関西地域の特許出願件数は特許出願総数の約18%ですが、医薬・診断・バイオの分野に限ると、特許出願総数の4分の1近い件数を出願しています。
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バイオ・医療機器関連のベンチャー企業数
財団法人バイオインダストリー協会(JBA)の調べによると、全国でライフサイエンスに関連したバイオベンチャー企業の総数は、534社(2010年現在)となっています。
2009年度「大学発ベンチャーに関する基礎調査」実施報告書によると、現在活動している大学発ベンチャー1,809社(全分野)の内、関東に777社(43%)、中部に135社(7%)、関西に338社(19%)が本社を置いています。
近畿バイオインダストリー振興会議が公表しているバイオベンチャー企業一覧(137社)を基に府県別のベンチャー企業数を下記図表に示しました。
インキュベーション施設では、起業や創業を目指す入居者を事業スペースの提供というハード面と事業化のためのソリューションの提供というソフト面の2面から支援します。ビジネス・インキュベータ(Business Incubator : BI)とも呼ばれ、ベンチャー企業等の成長・発展を加速させるための支援拠点です。インキュベーション・マネージャー(Incubation Manager : IM)が、入居者の新事業展開を支援します。関西地域には、バイオ系のBIが40あります。
関西地域の大学数、バイオ・医療機器関連企業、ベンチャー企業及びインキュベーション施設数
①大学:文部科学省「学校基本調査報告書」都道府県別学校数及び学生数参照
②平成21年工業統計調査・バイオ医療機器関連企業数:本サイト参照
③バイオベンチャー企業:近畿バイオインダストリ-振興会議の関西バイオベンチャー企業一覧参照。
④インキュベーター施設:本サイト参照 |