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公設試験研究機関における知的財産管理に関する状況調査

この記事に関する問い合わせ先
 近畿経済産業局 産学官連携推進室
TEL  06−6966−6164(直通)

最終更新日:平成22年5月21日
 近畿経済産業局では、地域の中小・ベンチャー企業との共同研究成果等の事業化を促進するため、近畿地域産業技術連携推進会議の参加公設試験研究機関(以下、公設試等という)の知財管理状況調査を行い、報告書として取りまとめましたので、公表いたします。

 趣旨・背景

 公設試等において、知的財産に関するさまざまなケースが生じ、維持管理が難しい状況にあります。そこで、知的財産管理業務の共通化・効率化を図り、地域の中小・ベンチャー企業との共同研究成果等の事業化を促進するため、近畿管内の公設試等の「知財管理に関する実態調査」を行いました。また、知的財産管理業務に関する情報共有の場として平成22年2月25日(木)に「公設試等における知財担当者会議」を開催し、業務の効率化・共通化などの新たな活路や方策を探りました。

 概要

 近畿管内の公設試等では、いずれも、限られた予算枠や担当者の中で、知財マネジネント業務を熱心に取り組んでいることが本調査で明らかとなりました。また、知財創出を積極的に取り組む研究員や、知財創出に熱心な研究員に触発されて他の研究員や機関全体が高い意識を持ち知財創出及び知財管理業務に取り組む公設試、一定の知的財産のライセンス収入を得ている公設試など、先進的な知財マネジネントの取組み事例がいくつかみられました。


問題点・課題 ○組織内部の体制面と知的財産に対する判断・目利き機能の向上
○不実施補償などについての大企業等との円滑な交渉
○手続きにおけるタイムラグ解消
○知的財産関連の情報収集能力の向上
    ○公設試との共同出願を実施するまでは、知財に関する知識がなく、取組みプロセスを通じて知財の基本知識や重要性を勉強できたと、共同出願人である公設試に感謝の意を示す中小企業やベンチャー企業がいくつかみられた。
    ○企業の中には、公設試や大学等の研究機関における研究シーズを新たな製品や事業の種として日ごろから探索しており、それら研究シーズを用いて共同研究や共同出願を行った結果、製品化・事業化へと進み、一定の収益を得た例がいくつかみられた。
公設試との共同出願を実施している企業等へのヒアリング ○研究人材の少ない中小企業においては、公設試の研究員を企業の研究人材の一員と捉えて公設試との共同研究を行い、その過程で共同出願を実施する企業もあった。
    ○企業と公設試の共同出願を通じて、ライセンス収入を得るのに加えて、企業の知名度向上によるビジネスパートナー新ビジネス展開、さらなる製品開発・実用化に向けた国プロなどへの展開、ベンチャー及び第二創業等の進展、性能等保障の確保など、お互いにとって多様なメリットを得ていることが明らかとなった。
    ○知財の成立が期待できる研究シーズ創出の強化、知財創出につながる共同研究のコーディネート実践、共同出願人である企業の情報発信、製品化及び知財戦略を先導するかたちでの共同研究の推進、製品化・産業化の工程における知財の重要性についての啓発、公設試の情報発信機能の強化といった、公設試における知財の創出及び活用機会の充実に向けた取組みアイディアについても、企業ヒアリングで得ることができた。
     
 ダウンロード
調査報告書(PDF:1.51MB)
  


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