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事例で見る対日投資(剣豪集団株式会社)

最終更新日:平成27年9月15日

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【中国】剣豪集団株式会社

開設:2001年
所在地:神戸市中央区磯辺通3-2-17 ワールド三宮ビル5F
事業内容:(1)中国商品の日本輸出と日本商品の中国輸入及びEコマース運営
     (2)中国企業と日本企業の買収及びその仲介業務
     (3)投資業並びに投資に関する情報提供等のコンサルタント
     (4)不動産事業、旅行事業、文化教育事業等
     (5)金融コンサルタント及びファンドの運営
ホームページ:剣豪集団 株式会社外部リンク 新しいウィンドウで開きます

インタビュー

剣豪集団株式会社は、2001年に神戸にて設立、日中間の貿易業からスタートされ、その後順調に事業を拡大、2016年7月には六甲アイランドの旧P&Gジャパン本社ビルに移転予定など、大きく躍進されています。
この度、代表取締役社長の徐芳萍氏から、前回ご紹介時(2010年)以降の事業展開についてお話を伺いました。

貿易業からM&Aコンサル業まで

当社は中国から日本への機械部品調達から始まり、日本企業の中国への進出熱が旺盛な頃には、中国に工業団地を整備し、日本の製造業等の中国進出へのコンサルティングを集中的に行ってきました。
その後、中国経済は大きく発展し、日中間のビジネス環境も変わってきました。中国から日本に対する投資については、特に3・11の震災前までは、中国の経営者は日本の不動産に対して活発で、当社も仲介事業を多く手がけるようになりました。
ここで積み重ねてきたノウハウが、現在当社事業の柱の一つである中国企業と日本企業の投資提携、いわゆるM&Aのコンサルティングに活かされています。
日本の技術力やブランド力、また細かいノウハウや管理システムは、中国企業にとって、大変な魅力です。日本企業と提携して、日本のブランドで東南アジアに展開していきたいと考えています。また一方で、日本の企業の中には、日本の市場では限界という企業、後継者がいないという悩みを抱えている企業もあります。当社は日中間の架け橋役を果たしています。

日本とアジアを結ぶ一大拠点に

国内市場が成熟してきた中国企業は、次のステップとして海外進出を模索しています。欧米に向かう企業も多い中、日本に精通している当社は、2016年に神戸の六甲アイランドにC2J(China to Japan)とJ2C(Japan to China)の貿易プラットフォームを設立する予定です。多くの中国企業を呼び込み、日本でのビジネス展開を応援します。
将来、北京大学の技術開発センターや研修センターなどを作り、中国の学生が日本の経営者と交流できる場なども提供していきたいと思っております。
まだまだ東京しか知らない中国人経営者が多いですが、東京はコストが高く、一般の貿易会社にとってコストは大変重要な要素です。また、ビジネスコストだけではなく、住居や子どもの教育もすべてコストとして考えます。神戸は昔から華僑社会が充実しており、同文という100年以上の歴史を持つ中華学校や、インターナショナルスクールもたくさんあり、違和感なく暮らすことができます。
我々は中国企業の日本ビジネス参入へのゲートウェイとして、そして中国と日本を繋ぐプラットフォームとして、責任を果たして参ります。

サービス業への参入、関西へのインバウンドも

中国の経営者は、ビジネスについてほんとうによく勉強をしています。次に伸びるのはどの業界か、ITの何の分野かなど、常に投資の勉強会等を行い、経営者が集うとそんな話ばかりです。特に当社の鄭会長の北京大学EMBA時代の友人には経営者や銀行、政府の関係者が多く、またネット環境の充実で、世界中で人々と迅速に繋がることができるようになり、いつでも異業種交流が可能になりました。
そんな中、当社は当初、製造業を中心に事業展開をして参りましたが、これからの中国に必要なのはサービス産業だと強く感じ、グローバルなブランド力のある日本の美容事業者とのM&Aを実施いたしました。これまで日本で培ってきた技術や上質なサービス、高度な衛生管理、さらにチェーン展開のノウハウ等、中国全土からアジアに至るまで、広く展開していきたいと思っております。
また、日本、特に関西への中国からの旅行者が急増しています。大阪は東京に次ぐ大都市で、中国の上海と位置づけが似ていると思いますが、そんなに知名度は高くありません。しかし、実際に来てみるとすごいという声をよく聞きます。
当社は今後、旅行業やホテル業にもチャレンジし、関西、また私どもが拠点にしている神戸の魅力を堪能してもらえる商品、個人旅行が増えている中国人のニーズとマッチした商品を開発し、関西へのインバウンドの一翼を担っていきたいと考えております。

前回(2010年)のインタビュー

剣豪集団(株)の創始者である鄭剣豪氏は、1992年に中国寧波にて剣豪実業(株)を設立し、日中間の部品・資材調達、コンサルティングなどの業務を行ってきました。2001年に同氏は神戸で剣豪集団(株)を設立し、現在では、神戸の他、上海、寧波、広州等に法人を持ち、工業団地を所有するなど多機能グループ会社に成長しています。
この度、剣豪集団(株)を訪問し、代表取締役会長の鄭剣豪氏から関西進出の経緯や関西の評価等について次のようなお話を伺いしました。

剣豪集団(株) 鄭剣豪代表取締役会長

関西進出の経緯について

私は、神戸大学・大学院に留学し、中国に帰国後は、相次いで企業を設立し、日中間の部品・資材調達、コンサルティングなどの業務に力を入れていました。2001年、業務の拡大及び貿易の便宜をはかるため、また、かねてより、今後の更なる経済のグローバル化を見据え、海外における拠点設立の必要性を感じていました。そのため、厳しい日本マーケットで成功すれば、アメリカでも通用すると考え、旧知の中国人留学生OBの意見も参考に日本でのビジネスを目的に神戸で剣豪集団(株)を設立しました。
当社には、日本に留学した社員が多く、また、私も神戸に留学していたため日本語が話せましたし、留学時代に培った多数の人脈を持っていることが当社の長所でした。

関西に対する評価について

関西は首都圏に比べて規模は小さいですが、一つの国に匹敵するような経済規模を持つ地域であり、関西だけをターゲットとした商売も可能だと思います。 
アジア、中でも中国とのビジネスを行うには、地理的に関西が首都圏と比べ有利だと思います。中国経済は転換期を迎え、より生産性の高い製造業にシフトしようとしています。これに役立つ技術、ノウハウを有する企業の大きな集積が関西にはあります。また、多くの有能なリーダーが活躍していることも大きな魅力と言えます。
生活面では、関西は食べ物がおいしく、住環境も良く生活のしやすいところだと思います。特に食の面では、神戸牛、酒など、おいしいものがたくさんあることは特筆できます。

今後の事業展開について

中国は、国全体として近代化に全力で取り組んでいますが、残念ながら環境汚染やインフラの不足等色々な問題が山積しています。私自身の故郷も同じような状況にあります。
私は、中日の幅広い人脈を利用して各種事業に取り組んでおり、製造業の他、大手、中小を問わず多くの企業の中日ビジネスのコンサルタント業務等をしています。幸い、両国での顧客も増え続けています。今後とも、中国の近代化に役立つため、アジア、なかでも日本との仲介役、協力の促進役としての仕事に取り組み、製造業、コンサルタント業務だけではなく、金融、不動産等も今後拡大していきたいと考えている分野です。

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