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事例で見る対日投資(BASFジャパン(株)尼崎研究開発センター)

最終更新日:平成25年9月4日

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【ドイツ】BASFジャパン(株)尼崎研究開発センター

開設:1949年10月
所在地:東京都港区六本木6-10ー1 六本木ヒルズ森タワー21階
事業内容:化学品、機能性化学品、高性能製品、農業関連製品の輸入、製造、販売
<BASFジャパン(株)尼崎研究開発センター>
所在地:兵庫県尼崎市道意町7-1-13
ホームページ:BASFジャパン株式会社外部リンク 新しいウィンドウで開きますExternal Site Link

インタビュー

BASFジャパン社は、世界をリードするドイツの化学会社BASF社の日本法人です。
化学品、高性能製品、機能性材料、農業関連製品部門からなり、日本国内には本社の他に、26の生産拠点、9つの研究開発拠点を構えています。
尼崎研究開発センターは、9つの研究開発拠点のうち、関西エリアの唯一の研究開発拠点として、2012年に開設した横浜イノベーションセンターとともに、日本のイノベーションハブの役割を果たしています。
この度、アジア拠点化補助金を活用して、有機太陽電池等の開発を行っている尼崎研究開発センターを拡張し、バッテリー材料研究所を新設することになりました。
この新設により、BASFが持つ強力な研究開発ネットワークの日本へのさらなる拡大が期待されます。
今回は、尼崎研究開発センターの高橋所長にお話を伺いました。

主な事業概要

尼崎研究開発センターでは、液晶ディスプレイや有機太陽電池用材料等の開発をしています。赤、青、緑の小さいドットからなる液晶パネルの「赤」の顔料で高いシェアを持っており、韓国、中国、台湾のメーカーにも販売されています。また、ドットのパターニングの応答を良くして生産効率を高める添加剤(光重合開始剤)などを開発しています。
上記の研究に加え、日本で新たに高性能バッテリー用の電解液と電極材料の研究に重点的に取り組むことになりました。現在、隣接する尼崎リサーチ・インキュベーションセンター(ARIC)に新しいオフィスと研究所を準備しており、年内には本格的な稼働を予定しています。

関西に研究所を置く理由

関西にはディスプレイ関連の企業や材料供給メーカー等、川上から川下まで産業が集積しています。
材料メーカーでは、研究段階のサンプルをお客様に提供して評価してもらい、改良を重ねながら製品開発を進めます。それも短いスパンでキャッチボールを繰り返すのが通例です。やりとりの頻度を上げるためには、物理的な距離を縮める拠点が必要でした。お客様の近くにいることでより良いソリューションを提供できます。

新たに関西でバッテリー開発をする理由

日本はバッテリーの製造と開発において先進的な国の一つであり、特に関西エリアには先進的なバッテリーメーカーが多くの拠点を構えています。BASFは、日本のバッテリー産業に期待をしており、グローバルサプライヤーとして、リチウムイオン電池分野の事業拡大を推進しています。世界をリードしているメーカーに近い、お客様に近いところで研究所を持ちたいと考えました。
また、電解液は有機系の化合物なので、尼崎で太陽電池や添加剤を研究している既存チームとの相乗効果も期待できることから、9つある国内研究拠点から、バッテリーに地の利がある尼崎を選択したことは自然な流れです。

関西のポテンシャルについて

先にも述べましたように、関西は、リチウムイオン電池だけでなく、太陽電池など再生可能エネルギー(グリーンエネルギー)に関連する企業が多く集積しています。
関西には、優れた大学、研究機関が集積しているとともに、電気化学分野に強い大学の研究室で学んだ優秀な卒業生が、各機関、各企業で、バッテリーのキープレイヤーとして活躍されています。(独)産業技術総合研究所関西センターや自治体の研究機関も企業に対してオープンで、高価な分析機器の活用等、最先端の研究開発に力を貸してくれます。
また、関西では、大学が開講している社会人教育のプログラムなどが、例えば大阪大学では社会人向けの技術革新プログラムが用意されていて、大阪の中心の中之島というような便利なところで、夕方から受講できるので、忙しい研究員のスキルアップ、人材育成に大いに役立っています。
お客様に近い所で、お客様のさらなる成功を支援したいと考えてるBASFにとって、持続可能な将来を目指して、化学の力でイノベーションを提供するためにも、関西エリアは研究開発にとても適していると言えます。

今後の展望について

社会や消費者は、クリーンなエネルギーを求めています。特に高性能なバッテリーの開発が電気自動車の成長を促し、近い将来、大きく需要が伸びると確信しております。
そのため、今後も電気自動車をはじめとするエレクトロモビリティ、スマートフォンやタブレット端末などの民生機器用途のカスタマイズしたリチウムイオン電池用バッテリー材料(正極材および電解液)を展開し、定置用蓄電池等、幅広い分野の製品に見合うような材料を提供していきたいと考えております。

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