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事例で見る対日投資(株式会社 IE JAPAN)

最終更新日:平成29年9月8日

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【イギリス】株式会社 IE JAPAN

設立:2011年12月
所在地:大阪市北区梅田1-12-17 梅田スクエアビルディング16F
事業内容:燃料電池
ホームページ:Intelligent Energy

インタビュー (2014年)

株式会社IE JAPANは、2年弱の準備期間を経て2011年12月に、英国の燃料電池システムの開発企業であるIntelligent Energy社(以下IE社)の日本法人として設立されました。
IE社はスズキとこれまで約8年半に亘り、IE社の燃料電池技術を、スズキの二輪車に搭載することを目的とした研究開発を行っており、2012年には両者から人材を出し合い、SMILE FCシステム社という合弁会社を横浜に設置。この合弁会社の設立にあたっては当省のアジア拠点化立地推進事業費補助金(現対内投資等地域活性化立地推進事業費補助金(グローバル企業立地推進事業))を活用されました。
準備期間も含めて、関西に拠点を設置されて約4年、現在は社長の他に関西に2人、関東に2人のスタッフがおられ、SMILE FCシステム社に兼務出向し、両方の仕事をかけもちされているとのこと。
山川社長に、現在の状況をお伺いしました。

なぜ関西なのか

よく、なぜ大阪に事務所を構えたのですか、という質問を受けます。我々の仕事は、特定の地域を狙う仕事でもないし、日本全国を始めグローバルに見ているので、特段、関東で、関西で、という意識はあまりありません。本社数が多い東京に事務所を置く方が取引先も多く、便利と言えば便利ですが、今の世の中、日本国内どこでも行けますし、世界中どんなに遠いところでも二日もあれば行けるので、よほどアクセスが悪いところは別として、移動面で不便さというのはないと思います。関西にいるから不便だとは感じていません。東京に拠点を置かなくても出張でカバーすることができます。東京にいる方が、相手先との打合せや御用聞きなど近くて便利で、大阪からだと交通費と時間がかかるという人もいますが、実は東京の事務所坪単価は関西や地方主要都市の倍以上するし、東京ほどコストはかからないと思っています。
また、日本の将来像を考えると、東京一極集中ではなく地方に事業の拠点を置いて、それぞれの土地で納税できるようにすることも、一つの理想ではないかと思いますし、こういう形での貢献もしたいという意識が強くあります。海外の人は東京しか知らないから、日本への進出にあたっては先ずは東京に進出しがちですが、関西にいる企業に対して、なぜ東京じゃないの?とは言いません。英国のIE社もLoughborough大学からのスピンアウト企業で、本社はロンドンにありません。また、イングランド本社の企業ですが、従業員はスコットランドや、米国から通っている人もいます。欧米人は「住」を尊重する文化があり、週末は地元にいたいという気持ちが強いのでしょう。私も、一週間関東地域で仕事をしても、週末は地元に帰ります。私にとって事務所のロケーションとして東京は最後の選択肢、神戸にとの思いもありましたが、同じ関西の地方都市としての大阪に登記しました。今の事務所は人の来やすい梅田で良かったと思っています。

ジェトロや英国総領事館のサポート

ジェトロには設立時から支援策を活用させてもらっており、現在でも会計や税務的なことや外国人が日本に来るときの就業許可証等、様々なことについて相談しています。
また、英国大使館や英国総領事館による日本に進出した英国企業に対するビジネスサポートも大変充実しており、新しい事業に取り組む際に英国大使館貿易投資総省(UKTI)を通じて日本企業を紹介してもらう等活用させて頂いています。こうした日頃の繋がりから、キャメロン首相が来日されたときには、英国大使館にて、IE社からは日本進出に関するプレゼンテーションを、スズキと共同でさせて頂く機会を得ました。

今後の展開について

昨今のエネファーム(家庭用燃料電池コジェネシステム)の普及や各社による燃料電池車発売予測などで、燃料電池技術が注目され、エネルギー問題の切り札の一つとしての期待が徐々に高まっています。今後、IEグループとしても独自の技術をさらに深化、加速化させ、例えば、携帯電話の基地局の非常用電源や携帯電話やタブレット等モバイルツールへの充電など他の分野に展開させていきたいと考えています。燃料電池の開発にはまだまだ高度な部材を多く必要とするので、日本企業の要素技術力、材料開発力、加工技術力には大変期待しており、英国と日本の技術の橋渡しを行うことが環境貢献に合わせた私のミッションで、これらの事業を通じてスタッフも増やしていければと考えます。まだまだ燃料電池業界は未熟であり、当社含め同業他社は、ライバルというより、これからも一緒に燃料電池技術を育て、市場を盛り上げていくパートナーです。
新しいことを考え、動きが早く、変化を是とし、また中央に対して物が言えるのが関西人、今後も新しいことにチャレンジして参ります。

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