トップページ > 施策のご案内 > 国際関連情報発信 > 関西SDGs貢献ビジネスネットワーク キックオフ会合について(開催報告)
最終更新日:平成30年4月6日
2018年3月22日、「関西SDGsプラットフォーム」の分科会第一弾として、ビジネスの視点からSDGs推進を目指す「関西SDGs貢献ビジネスネットワーク」のキックオフ会合を開催しました。
年度末にもかかわらず、320名を超える企業・団体の皆様にご参加頂き、会場は熱気に包まれました。
近畿経済産業局森局長の開会挨拶の後、基調コメントとして、関西経済連合会大坪副会長から「2025年万博テーマとも密接に関連するSDGsは、大きなビジネスチャンスであり、各企業発展の根幹として認識し経営戦略に取り入れていくべきすべき。」とのご発言を頂きました。
続いて、大阪商工会議所古川副会頭からは、グローバルサプライチェーンの中で中堅・中小企業がSDGsを取り入れていく上での課題について問題提起があり、「未来を見据えたオール関西での新たなSDGsビジネスモデル構築」にも期待を寄せられました。
吉本興業(株)羽根田コーポレート・ブランディング本部長他の皆様からは、これまでの自社のSDGs関連の取組事例をご紹介頂くと共に、SDGsの3つのステップ(知ってもらう。自分ごととして考える。自分ができることを実践する。)について分かりやすくご示唆頂きました。
後半のパネルセッションでは、「現地コミュニティとの共生から生まれるSDGsビジネス~ODAのその先に~」と題し、アフリカや中南米で貢献型ビジネスを展開している中小企業・NPOにより、途上国で継続的に事業展開する際に必要な視点・課題等について、実体験に基づく熱い議論が展開されたほか、「SDGs時代の新たな協働と付加価値創造オープンイノベーションとネットワークの活用」に関し、関西のリーディング企業3社から、グローバルなビジネス環境の変化と具体的なSDGs対応やパートナーシップの重要性について、各社創業時の理念にも原点回帰しつつ展望頂きました。
最後に、JICA関西西野所長の「新しい価値を生み出す知の協働・交流の場として、関西SDGsプラットフォーム及び関西SDGs貢献ビジネスネットワークが発展していくことを期待する」との挨拶をもって、会合を終了しました。
今回のキックオフ会合を契機に、関西SDGsプラットフォーム及び関西SDGs貢献ビジネスネットワークでは、関西SDGs貢献キャラバン(地域別ワークショップ。兵庫県からスタートし奈良県等で順次実施予定。)をはじめ、今後も各種セミナー・ワークショップを開催し、途上国の社会課題の解決と経済発展に貢献している先行事例のケーススタディなど、参加者間でSDGs推進に関するノウハウ共有を図ります。
様々な業種・業態の企業の皆様に活発に議論して頂き、多様な企業間連携の形成とイノベーティブな共同事業構想の創出を促進していきます。
近畿経済産業局 通商部 国際課
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