トップページ > 施策のご案内 > 環境・リサイクル > 「令和元年度廃棄物の排出抑制等に資するバイオマスの有効活用事例調査」事業報告書について
最終更新日:令和5年4月3日
廃棄物等の排出抑制の取組において、これらをバイオマス資源として効率的に活用することは、地域の環境負荷低減につながる重要なものです。自治体及び地域で核となる中小企業等の方々が連携し、熱や電気といったエネルギーをはじめ、地域の実情に応じて適切に利用することが大切です。
近畿経済産業局では、平成28年以降、主に廃棄物をバイオマスとして利活用する先進的な事例を調査してきましたが、令和元年度は、「循環させる仕組みに求められる技術、ノウハウ」や「持続可能な地域づくり」に焦点を当ててきました。
超高層ビルで行われている生ごみからの発電や、ごみ焼却施設にバイオガス化施設を併設したメタン・コンバインドシステム、木質バイオマス発電と熱エネルギー利用など、様々な事例を取り上げています。
この事例集が、これからバイオマスの利活用に取り組まれる方々の参考となり、さらには、地域産業等に由来する廃棄物等の排出抑制や環境負荷の低減等につながれば幸いです。
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事業者 | タイトル | バイオマスの入口と出口 | |
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入口 | 出口 | |||
1 |
あべのハルカス (近鉄不動産株式会社/株式会社竹中工務店) |
CO2削減と事業採算性が両立できる建物内完結型バイオガスシステム | 食品廃棄物等 |
・バイオガス →電気、蒸気(温水) |
2 | 株式会社ちよだ製作所 | 環境にやさしく、中小の食品工場等へのニーズにきめ細やかに対応できる”うどん発電” | 食品廃棄物等 |
・バイオガス →電気、温水 ・発酵残さ →液肥 |
3 | 京都府京都市 | エネルギー回収の最大化と、高いコストメリットが期待できるメタン・コンバインドシステム | 都市ごみ(一般廃棄物)に含まれる厨芥類、紙類 |
・バイオガス →電気 |
4 | 愛知県豊橋市上下水道局 | 市民が分別した生ごみも集約処理し、100%エネルギー利用する国内最大級の複合バイオマス利活用施設 | 下水汚泥、し尿・浄化槽汚泥、生ごみ |
・バイオガス →電気 ・発酵残さ →炭化燃料 |
5 | 株式会社エコマスター | ごみを燃やさず資源化できるトンネルコンポスト方式 | 可燃ごみ(一般廃棄物) | 固形燃料 |
6 | 株式会社アイル | 規格外野菜を原料とする無添加の野菜シートを地方の小さなまちから発信! | 規格外野菜 | 食べる野菜シート |
7 | 鹿児島県志布志市 | 大企業と地方都市の包括連携で実用化が進む使用済み紙おむつの水平リサイクル | 紙おむつ | 紙おむつ、RPF |
8 | TJグループホールディングス株式会社 | 廃棄物業者ならではの実績、ノウハウを活かした都市型木質バイオマス発電所 | 山林未利用材、製材・端材、剪定枝、解体木くず | 電気 |
9 | 内子バイオマス発電合同会社 | 林業の6次産業化、雇用創出を目指す木質バイオマス発電所 | 未利用材 | 電気、熱 |
10 | 飛騨高山グリーンヒート合同会社 | 地元事業者の主導により、木材の市内流通も見据えた自然エネルギーの地産地消を目指す | 未利用材 | 電気、熱 |
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