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 「近畿のイケテル商店街」レポート3

最終更新日:平成29年6月9日

古都の商店街を流れるそうめんで賑わいづくり【奈良市下御門町間商店街協同組合】(奈良県奈良市)

訪問日:平成28年1月15日
協力AD:加治 武史

ますは「下御門商店街の名前を知ってもらう」

街並み 奈良市下御門町商店街は、近鉄奈良駅の東、東向商店街・もちいどのセンター街を抜けたところに位置し、その先には「ならまち」が続くロケーションの商店街です。古くは近隣商店街と共に興福寺の境内にあり門前町として栄えた歴史ある商店街で、最近の「ならまち」ブームで再び注目を集め、下御門を含む近鉄奈良駅周辺には国内外から観光客が訪れています。
 下御門商店街の店舗数は28店。和菓子、結納飾り、時計眼鏡などの物販をはじめ、奈良の地酒やお寿司などが楽しめる飲食店等で構成されており、地域住民と長いお付き合いを重ねてきた商店街です。このように地域に根ざした商店街ではありますが、商店主の高齢化に伴いお客様も高齢化の傾向にあり、駅隣接という好立地から周辺人口が増加しているものの、なかなか新しい顧客を取り込めていないという現実がありました。そこに問題意識を抱いた下御門商店街は、臼井理事長を中心として検討を重ね、まずは商店街を訪れていない人に「下御門商店街の名前を知ってもらう」ことが必要であるとの思いから、商店街の情報発信に向けて取り組むこととなりました。

 

イベントとSNSで知名度アップ、来街者数もアップ!

流しそうめん 下御門商店街は南に向かってなだらかな坂道となっています。その傾斜とアーケードがある強みを活かして、2012年夏、商店街の端から端まで全長80mの「流しそうめん」イベントを実施しました。奈良名産の三輪そうめん1300束を用意し、午後2時と4時の2回に分けて行ったところ、開始時間になると瞬く間に長蛇の列。青竹を半分に切ったそうめん台に、真っ白なそうめんが目にも鮮やかに流れると、待ち構えていた大勢の人たちから歓声が上がります。気がつけば涼を求める親子連れや、流しそうめんを見るのは初めてという観光客など800人近い人が集まり、「こんなに人がいてるん、はじめて見たわ!」と商店街の人たちも驚くほどのイベントとなりました。
 この流しそうめんイベントはその後も毎年夏に開催され、「そうめん早食い大会」など新しい企画も盛り込んだ結果、なんと2000人近い人を集める大イベントに成長し、古都奈良の新しい夏の風物詩となりました。
 この成果はイベント当日にとどまらず、年間を通じて下御門商店街を訪れる人の数は増えています。27年度の来街者は対前年度比21.5%増と大幅に伸び、商店街には賑わいが戻ってきました。昔ながらのお客様に加え、東京などの都市部から奈良に移り住んできたこだわりを持つシニア層など新たなお客様が商店街を訪れることも増えてきました。
 これほどの成功をおさめた勝因はどこにあるのでしょう?その答えの一つは、組合幹部と若手商店主との役割分担による相乗効果ではないでしょうか。流しそうめんイベントを振り返ると、ベテランと若手がそれぞれの強みを活かしたチームプレーが見えてくるのです。
 そうめん台の青竹を竹山から切り出し、商店街に運び入れ、半分に切ってそうめん台を設置したのは、臼井理事長の声がけで集まったシニアボランティア仲間。当日の運営はベテランから若手まで商店街メンバー全員で担い、流しそうめんに集まった大勢の人たちに薬味とつゆを配り、心を込めたおもてなしをするのは婦人部の皆さん。その模様は、若手商店主により組合のホームページやフェイスブックなどで次々とアップされ、商店街の盛り上がりが臨場感たっぷりに伝わってきます。ホームページやフェイスブックを見て集まった参加者の中には、普段は商店街に足を運ばない若い世代も多かったのではないでしょうか。これに加えて、マスコミへの周知は理事長のネットワークを活用。地元奈良市の協力を得て、記者クラブ経由でマスコミに周知したところ、新聞各紙に掲載され、より幅広い層に情報を届けることができました。まさに、商店街の課題となっていた「情報発信」がイベントを契機に幅広い顧客層へ効果的に行われているのです。

 

商店街の明日を託す。後継者育成のために

会長夫妻 下御門商店街でも、多くの商店街が抱える悩み「後継者問題」が課題となっています。下御門商店街に魅力を感じて出店する若手商店主もあり、近隣の「もちいどの商店街」内にあるインキュベーション施設『夢CUBE』出身者が下御門商店街でカフェを開くなどの好循環も生まれていますが、歴史ある商店街の明日を担うのは容易ではありません。
 これまで15年の長きにわたり下御門商店街の要となっている臼井理事長に伺ったところ、「商店街活動は『農耕型』。ここで肥やしをまいて耕す覚悟が必要」と語っておられました。若手商店主たちがじっくりと商売を重ね、商店主同士の信頼関係を築きながら地域に根付いていくことが必要であると。その道のりは容易ではありませんが、臼井理事長は、若手商店主たちがイベント運営や情報発信など様々な商店街活動に参画する中で、地道に下御門商店街に根を張り、商店街の明日を託す後継者として成長してくれると期待しています。

シカだけちゃうぞ そんな臼井理事長の熱い期待に応え、若手商店主も積極的に商店街活動に取り組んでいます。奈良・下御門商店街の魅力がつまったフリーペーパー『しもみかど帖』は、夢CUBE出身の若手商店主が中心となって制作しました。個店の魅力を写真と商店主のコメントで綴るほか、商店街の歴史を伝える「しもみかど昔話」など、どこかノスタルジックな紙面に興味をそそられます。地元奈良での配布のほか、東京でも配布され、全国に下御門商店街の魅力を伝えています。
 さらに翌年、写真展「写真でつづるしもみかど商店街」を実施。『シカだけちゃうで、サカもある。奈良、坂のある商店街の写真展』と銘打ち、地元の大学と写真家の協力を得て、商店街の魅力を写真と言葉で伝える展覧会を商店街内で開催しました。そのコンテンツは、国の支援策を活用して「Newしもみかど帖」として冊子にまとめられ、下御門商店街の情報発信に大いに貢献しています。
 商店街の明日を担う後継者たちは、こうした日々の取り組みにより、下御門の地に根を張り成長を続けています。

 

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商店街データ

 商店街名:奈良市下御門商店街協同組合

 所在地:奈良市下御門町25(理事長店舗)

 担当者:理事長 臼井 基雄

 連絡先:0742-22-3387

 

「お・も・て・な・し」の心きらめく商店街【九条新道駅前商店街】(大阪府大阪市)

訪問日:平成27年11月12日
協力AD:永田 賢次

若い世代の商店街離れ

 九条新道駅前商店街(愛称:キララ九条商店街)は、大阪市営地下鉄・阪神電車九条駅の西側すぐ、約600mにわたる商店街で、明るいアーケードのもとにはファッション、印章、時計などの物販や飲食店など39店が軒を連ねています。
 九条は大阪梅田まで約10分、難波までは約6分と交通の便も良いところで、周辺には住宅街が広がり、親の代から九条に住み続けている地元愛の強い住民の方も多い中、九条新道駅前商店街は古くから地域住民に親しまれてきました。
 そんな九条新道駅前商店街ですが、平成20年に阪神電車なんば線が九条駅に乗り入れ、なんばまで阪神1本で約6分と交通アクセスが向上したことが商店街には反作用となり、若い世代が都心部へと流れ、来街客層の高齢化が進み始めました。若い世代の商店街場慣れから来街者数、売上が減少し、空き店舗が出始めます。後継者難により店を閉める店舗も現れ、商店街の将来に不安を感じ始めた商店主たちは、商店街に賑わいを取り戻すために何をすべきか、澤田理事長、池田副理事長を中心に検討を開始します。

 

新コンセプト「おもてなし」で再スタート!子どもから大人までを満足させる商店街

おもてなし 九条新道駅前商店街では、大阪市から派遣された商店街の専門家とともに、商店街の「役割」と「長所」を見直すことから検討を始めました。
 その結果、商店街のイメージを刷新するべく、新たなコンセプトテーマを「おもてなし」と設定。“お・も・て・な・し”は、2020年東京五輪招致のプレゼンテーションにて、滝川クリステルさんが日本古来のサービス精神を表明し世界から喝采を浴びたフレーズです。このインパクトあるフレーズは、九条新道駅前商店街が目指す、「お客様にもっともっと便利に・楽しく・快適にお買い物いただける商店街」に一致するものでした。そこで、この“お・も・て・な・し”の精神をとことんアピールすることで、商店街を活性化させようとしたのです。
 その「おもてなし」の精神を具現化するため、星をモチーフにした商店街のマスコット「キララちゃん」にちなみ、「星の数だけ“お・も・て・な・し”商店街」と書かれた旗を、商店街の両脇、各店舗に掲げ賑わいを醸し出すこととしました。各店には「ご挨拶でおもてなし」「祝儀袋名前書きます」など手書きのおもてなし宣言が掲げられています。このおもてなし宣言、イベント時には「本日コーヒー○○円!」などお得情報も加わるので見落とせません。おもてなしという広く知れ渡ったテーマで、日常の来街者のみならず、イベント参加者にも個店の魅力を巧みにPRしているのです。

ハロウィン また、子供からお年寄りまで幅広い層のお客様に楽しんでもらえる商店街づくりに向けて、季節ごとにイベントを開催することとなりました。新春のお餅つきから夏の夜店、秋のハロウィーン、クリスマス、歳末売り出しまで全てのイベントに「おもてなし」と銘打ち、イベントに集う子供たちや親世代、お年寄りまで皆が楽しめるよう心を配ることで商店街のファンを増やし、潜在的な商店街の顧客の裾野を広げる試みです。
 季節ごとのイベントは毎回新しい工夫がこらされています。例えば地元の高校生と連携した取り組み「高校生がおもてなし『クラシックタウン~昭和編~』」では、高校生が昭和をコンセプトに商店街を盛り上げていこう!とスタンプラリー等を企画運営。また、秋のハロウィーンイベントでは、思い思いの仮装に身を包んだ地元の高校生が商店街を歩いたり、お店の方を手伝って子供たちにお菓子を配ったりと、気がつけば商店街に子供たちやその親世代が行き交い来街者の裾野が広がっています。
 もちろん、来街者の中心である高齢者層へのおもてなしも忘れてはいません。商店街の所々にベンチを置いて、荷物を置いて一休みし、快適にお買い物していただける環境を整備。良いものを少しずつ買いたい高齢者層のニーズに応えて食品などの個売り、少量パックを充実させるほか、毎月のセールにも工夫をこらし、商店街に足を運んでもらう努力を続けています。

 

おもてなし効果でにぎわい復活!新規出店により空き店舗率が改善

賑わい このように、「おもてなし」の心で子どもから大人まで満足できる商店街へと取り組みを重ねた結果、賑わいを取り戻しつつある商店街へ出店を希望する事業者が現れ、空き店舗には生鮮食料品店など新しい店舗が出店しました。生鮮食料品店はかねてから九条新道駅前商店街に求められていた業種だとのことで、威勢の良いお店の方々のかけ声と新鮮な魚や野菜を求める人たちで賑わい、商店街に新しい活気が生まれています。 
 こうした日々の積み重ねが実を結び、商店街の空き店舗率が7%改善するという成果を生み出しました。



 

「おもてなし」の心がもたらす好循環

 おもてなし事業の実施にあたっては、商店街活性化の専門家である「商店街よろず相談アドバイザー」永田賢次氏の支援を受け、外部専門家の知見を積極的に取り込んでいきました。
 また、地元の高校と積極的に連携し、若い世代が商店街をステージに活躍する場を提供しつつ、商店街に賑わいを生み出しています。これら外部との好循環は、澤田理事長をはじめとする商店街メンバーの、柔軟かつ積極的に外部の知見を取り入れようとする努力の積み重ねでもたらされたものだと感じられました。
 澤田理事長は、「2020年の東京オリンピックまで『おもてなし事業』を続けて、商店街の活性化につなげたい」と語っておられました。商店街を取り巻く環境は依然厳しいものがありますが、商店街メンバーの絶え間ない努力の積み重ねにより、2020年には更なる「おもてなし」の星がきらめき、商店街活性化への道を照らしてくれることでしょう。

 

九条要因分析
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商店街データ

 商店街名:九条新道駅前商店街

 所在地:大阪市西区九条2-9-7

 担当者:理事長 澤田 整良

 連絡先:06-6583-3867

 

人が変われば商店街も変わる!次世代につなぐバトン【魚の棚東・西商店街振興組合】(兵庫県明石市)

訪問日:平成28年2月18日

協力AD:藤井 玉夫

明石の顔「魚の棚(うおんたな)」

魚の棚1 兵庫県の南部に位置する明石市は瀬戸内海の明石海峡に面しており、淡路島と本州をつなぐ明石大橋を望むことができます。海岸部には明石港があり、瀬戸内海でも有数の好漁場として明石市名物のたこや鯛が獲れ、海苔の養殖も盛んな海の幸に恵まれた地域です。明石大橋が完成するまでは、港はフェリー乗り場として淡路島と本州をつなぐ玄関口でもありました。また明石市には日本の標準時間となる子午線(東経135度)が通り、「時のまち」としても知られています。
 明石の中心地にある「魚の棚商店街」は、400年ほど前から鮮魚を扱う商売が始まっていた地域です。現在も商店街にはその日明石港に水揚げされた魚や加工食品が並び、地元では「うおんたな」と呼ばれ、明石の顔として親しまれています。
 魚の棚商店街は、魚の棚東と魚の棚西の2つの商店街組合から形成されます。昔はよりたくさんの商店街組合が混在する通りでしたが、徐々に統合し現在の東西2つの商店街組合となりました。

 

2つの商店街と2人のリーダー

魚の棚2 魚の棚では、1年を通して様々なイベントが行われます。商店街が主体で行うものもあれば、商店街を含むまち全体で行うこともあります。商店街が行うものは、半夏生と七夕にあわせた「夜市」や「歳末大売出し」など、地元のお客さんに商店街に来てもらい、楽しんでもらうための催しを行います。まち全体をあげて行うものには、「明石まちなかバル」や時のお祭りである「時のウィーク」などがあります。
 東西2つの商店街にはそれぞれに役員がいて、会計なども分かれていますが、基本的には一つの「魚の棚」としてイベントなど協力して行います。東の商店街を安原宏樹理事長、西の商店街を瀧野幹也理事長が引っ張ります。この東西商店街は、今は肩を並べ協力し合っていますが、数年前までそれぞれに問題をかかえ、足並みを揃える事ができずにいました。
 東では長年対外的な繋がりを持たず、旧態依然とした組合運営や古い考え方が蔓延し、また西では組合員の賦課金滞納などが積み重なり財政難となり、施設整備やイベント費用の工面にも一苦労でした。明石大橋開通による観光客向けの店舗への転換増加や、それによる地元客の魚の棚離れなどで商店街の活気が停滞していましたが、東西それぞれの問題もあり、両商店街の仲がぎくしゃくして共同での活動もできませんでした。
 しかしある時、東では安原氏が商店街の状況に危機感を持ち、当時の役員陣とかけあい商店街役員を若手のメンバーに一新。自身は30歳の若さで理事長に就任し、新しい仕組みをつくり、組合を変えました。安原理事長はこのことを「若手によるクーデター」と言い、「知識やアイデアで先輩役員に認めてもらい、商店街のバトンを手に入れた」と話します。組織が若返ったことで、今ではメンバーで情報をすべて共有し、風通しの良い組織運営ができています。また、その当時に渡り合った先輩方とも良い関係を築いています。一方西でも、40代前半で理事長となった瀧野理事長の穏やかなリーダーシップのもと、組合のチームワークを発揮して賦課金の回収を行い、徐々に商店街の財政難を解消。今では安定した組合運営ができています。
 それぞれの状況が落ち着き財政のバランスも取れてきたことで、東西商店街は連携できるようになりました。月に1度合同で役員会を開き、魚の棚全体の運営について話し合っています。また、両理事長は、魚の棚全体のことについて相談することはもちろん、それぞれに困り事がある時には協力するなど、お互いに助け合うことで魚の棚全体の雰囲気も良くなり、さらに魚の棚を盛り上げる機運につながっています。

 

地元のお客さんと将来の魚の棚のために

魚の棚3魚の棚には観光客も多く訪れますが、地元のお客さんに喜んでもらうことこそを第一に考えています。イベントを企画するだけでなく、施設を整備したりそのために新会社を立ち上げたりと様々な事に挑戦しています。また、商店街アーケードの改修をきっかけに、店舗のリニューアルや時代のニーズを取り込んだ商売替えなども行われました。これにより、商店街が見た目にも楽しく、飲食店の増加により地元のお客さんのみならず、観光客の「まちぶら」にも対応する商店街へと変化していったのです。
 地元の人にとって、いつも楽しい場所にすることで魚の棚がにぎわい、自分たちの子供達のような後の世代も「自分たちの商店街は楽しい」と愛着を持ってほしいと考えています。それが魚の棚がずっと続いていくために大事なことであると考えています。
 このように、魚の棚は商店街の将来を見据え、柔軟に動いています。それは理事長をはじめ、商店街の中心メンバーが若い人になったことによります。魚の棚のように、停滞していた商店街の再生のためには、30代や40代といった若い人が理事長となり、同世代を巻き込み、時に先人の助けを借りながら組織を作っていくことが必要です。

 

魚の棚要因分析
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商店街データ

 商店街名:魚の棚東商店街振興組合
      魚の棚西商店街振興組合

 所在地:兵庫県明石市本町1-1-16(魚の棚事務所)

 担当者:魚の棚東商店街振興組合 理事長 安原 宏樹
     魚の棚西商店街振興組合 理事長 龍野 幹也

 連絡先:078-911-9666(魚の棚事務所)

 

地域にとけこむ商店街【みのお本通り商店街振興組合】(大阪府箕面市)

訪問日:平成28年2月16日
協力AD:堀 登志子

日常の買い物の場として

街並み みのお本通り商店街は、阪急箕面駅から歩いて数分のところにある50弱の店舗が軒を連ねる比較的小さな規模の商店街です。箕面といえば、箕面温泉、明治の森箕面国定公園内にある箕面大滝(日本の滝百選1つ)や箕面山瀧安寺などの観光スポットがあり、電車を降りるとそれぞれの観光地に向かう人が多く見られます。特に紅葉の時期には多くの観光客が訪れるほか、最近では外国人観光客も増えてきているようです。
 しかし、商店街はそれらの観光スポットとは反対の方向に位置しており、観光客が大勢訪れるような立地にはなっていません。必然的に商店街の主な利用者は近隣の住民となり、地域住民の暮らしを支える商店街として発展してきました。

 規模も小さく、観光客も少ない商店街と聞くと厳しい環境であることが想像されますが、みのお本通り商店街には空き店舗がほとんどありません。訪問した時点でも空き店舗は2店のみでした。商店街の組合員には不動産のお店も立地していることから、店舗誘致に積極的に動いてもらえているという要因もあるようですが、以前から空きが出てもすぐに埋まるという状況であり、店舗の新陳代謝が順調に進められている商店街でもあります。
 隣接するテナントビルの精肉店をあわせると、鮮魚・野菜の生鮮三品のほか、パン・豆腐・菓子・総菜などの食品、ドラッグストアと日常生活に必要なものが、みのお本通り商店街には揃っており、日常生活で必要な買い物が一通りできます。また、飲食店も充実しており、商店街の規模は小さいものの、買い物から食事までを幅広くカバーする店舗構成となっています。
 歩いて数分の場所にイカリやコーヨーという大型スーパーが立地していますが、特に影響を受けることもなく、みのお本通り商店街は、子育て世代から高齢者までの幅広い層の利用者でにぎわっています。

 みのお本通り商店街は、地域住民に日常の買い物の場として、商店街を利用してもうために、身近なことからコツコツとできることを積み上げてきました。

 

気持ちの良い買い物環境を提供する

街並み2 商店街の利用者の満足度を上げるために、何をするべきかを考えた結果、みのお本通り商店街はアーケードを設置しませんでした。振興組合は、平成7年に組織し、アーケードを建設すべく議論を重ねましたが、「せっかく景勝箕面山があるのに、アーケードで商店街を覆ってしまい、見えなくするなんてもったいない」という意見が多く、アーケードはない方が良いという結論に達したためです。

 また、みのお本通り商店街では、各店主が、毎朝毎晩、自分のお店の前の舗装の清掃をしています。清掃は、地道な活動ではありますが、商店街を清潔に保つだけでなく、商品の魅力を伝えやすい売り場を築くうえで欠かすことができないものです。商店街の店主ひとりひとりが清掃に取り組むことが、気持ちの良い買い物環境の構築につながっています。
 
 このほかに、商店街に多く訪れる高齢者のために休憩できるベンチを設置したり、防犯カメラの設置を進めたりと、安心して買い物ができる環境作りも進めてきました。現在は自転車通行によるトラブルをなくすための対応を検討しているところですが、自転車の通行を制限することは商店街利用者の利便性の低下にもつながることから、各店舗が協力して、自転車は降りて通行してもらうように声かけをするよう努めています。

ビアパーティ このような安心・安全な環境の実現に対する取組みと平行して取り組んでいるのが、地域の商店街と協力したPR活動です。
 かつては上手く協力関係を築くことができなかった時期もありましたが、店主の世代も変わる中で、横の連携に広がりが出てきました。今の二代目、三代目の店主は、幼少の頃から身近に過ごし、付き合いも長いことから自然と連係して事業に取り組む動きが広がっています。
 百円商店街は2010年から始まり、今年で7回目ですが、近隣の商店街で共同開催するのに合わせて参加しています。また、「箕面山七日市」というイベントが約10年前から地域の商店街やまちづくり会社、商工会議所の連携で実施されており、みのお本通り商店街も参加しています。この箕面山七日市は地域に浸透しており、毎月7の開催日には多くの人出で商店街が賑わいます。また、商店街では夏にこの七日市にあわせて商店街内に会場を特設してビアガーデンを開催することで、商店街を知ってもらうきっかけにしようと努めています。
 この他にも、隣接する3つの商店街で商店街のマップを作成したり、合同でセールを開催したりと地域の商店街と連携して様々な事業に取り組んでいます。

 規模が小さい商店街ではありますが、周囲と連係しながら事業に取り組むことで、より規模が大きなイベントを協同して開催し、より多くの人を集めることに成功しています。

 

穏やかにつながる

 商店街の店主が、2代目、3代目と代替わりが進んできたことで、商店街活動にも積極的に関わる若手店主も増えてきました。それまでは、何かイベントなどを実施しようとしてもなかなか人が集まらないというケースも多かったようですが、最近では担当の若手理事をおけるようになってきています。
 また、SNSを活用し、理事会のグループで連絡を取り合うことで情報の共有が簡単にできるようになりました。事前に本人に依頼したうえで、SNSのグループでも担当者を告知することでよりスムーズに運営体制を構築し、事業を動かしていくことができるようになりました。

 ビアガーデンイベント終了後には組合員全員に声を掛けて慰労会を実施したり、年に2回組合員全員が参加できる拡大理事会を実施したりすることで、組合員の意見を拾う機会を設けるように努めていますが、決して強制するのではなく、促すようにしています。
 商店街の舗装の清掃も、規則で決めたわけではなく、あくまで自主的な取組みです。
 ルールで決めて動くのではなく、あくまで各店主の自主性に重きを置いています。

 みのお本通り商店街は、全国的に見て何か目新しい取組みをしているわけではありません。しかし、各店主が自主性を重んじられる中で、高い意識を保ち、活動しています。
 結果として、近隣の商店街や商店街の組合員同士、商店街の店主と利用者など、様々なシーンにおける人と人との緩やかなつながりが生まれています。

 買い物に来たお客さんと長い時間、世間話を楽しみながら店員が接客する光景を見て、理事長はにっこりしながら「いつもあんなのばっかりなんですよ」と教えてくれました。
 地道な活動ではありますが、利用者にとって買い物をしやすい環境を整えることに真摯に向き合うことや地域と連携しながら活動を展開することで、地域に溶け込み、繰り返し利用されるにぎわいある商店街を実現しています。

 

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商店街データ

 商店街名:みのお本通り商店街振興組合

 所在地:大阪府箕面市箕6-1-15

 担当者:理事長 尾崎 勝之

 連絡先:072-722-4500

 

空き店舗を活用したレンタルショップで賑わい創出【粉浜商店街振興組合】(大阪府大阪市)

訪問日:平成28年1月19日
協力AD:川崎 ますみ

空き店舗への問題意識が生んだ「週替わりレンタルショップ事業」

賑わい 粉浜商店街は、南海電車の「粉浜駅」と「住吉大社駅」との間に位置し、約350mの間に食料品や物販など123店舗が軒を連ね、こだわりの品を求める地域住民や住吉大社の参拝客が行き交う、歴史と活気を兼ね備えた商店街です。その歴史は古く、大正8年に米屋さん7名が店舗を構えたことを起源に、隣接する「住吉大社」の門前市として栄えてきました。歴史ある商店街にふさわしく3代、4代と続く老舗店舗も多くあり、豆腐やかまぼこ、昆布、おかきなどこだわりの品々を商う専門店は古くから住吉名物として地域住民や参拝客から親しまれてきました。
 このように賑わいのある商店街ではありますが、数年前から近隣に複数の食品スーパーが出店した影響を受け、生鮮食品など毎日の買物のために商店街を訪れていた地域のお客様の足が商店街から徐々に遠ざかりつつあるのを、商店街の皆さんは感じ始めていました。かつては空き店舗が出ても半年もあれば埋まっていたものが、空きの期間が長くなり、1年たっても次が決まらない空き店舗も出てきました。
 そこで「何か手を打たないとあかん」と問題意識を抱いた商店街メンバーは、富永理事長を中心に商店街の空き店舗対策を検討する中で、商店街の専門家から「商店街空き店舗の『週替わりレンタルショップ』システム」という画期的な提案を受け、新たな取り組みに向けて歩を進めることとなりました。

 

レンタルショップ効果で通行量アップ!

レンタル1 折しも大阪府では、平成26年度商店街支援事業として「商店街サポーター創出・活動支援事業」を公募。募集事業の一つが商店街の空き店舗活用プランと、まさに粉浜商店街が抱える課題と一致するものでした。そこで、先の商店街専門家が粉浜商店街を舞台に空き店舗対策を行う形で大阪府の支援を受けることとなり、まずは商店街内の空き店舗を「週替わりレンタルショップ」として貸し出す事業を開始しました。
 レンタルショップとなる店舗をオーナーから借り受け、2万円/週のレンタルショップとして貸出しを開始したところ、出足はなかなか借り手が現れずに苦戦したものの、商店街のつながりで徐々に出店者が集まりはじめました。出店者の中には、百貨店への出店経験もある手作り雑貨の作家さんなど既にファンがついている方もおられ、彼らが発信するブログ等でさらにレンタルショップの認知度が高まっていきました。出店者の中には、粉浜商店街での出店に満足され、出店期間中に次回の予約をしていく出店者も出てきて、3月など季節の良い時期には早くから予約で埋まる活況となりました。

レンタル2 レンタルショップの売上げは総じて好調で、出店希望者が増加するなどレンタルショップ事業としても成果を出すとともに、レンタルショップを訪れた人が商店街内を回遊し、商店街全体の通行量も増加するという好循環も生まれました。
 レンタルショップの開始前、商店街の中には、「商店街の店とレンタルショップが競合すると売上げが減ってしまうのでは」と心配する声もありましたが、いざやってみると、レンタルショップを訪れたお客様がとんぼ返りで商店街を出るのではなく、商店街の他の店舗へも訪れている様を見て、「お客さん来るんやな」と好意的な感想を持つ商店主さんが多かったそうです。
 今では、商店街として出店者の確認はしっかりと行ったうえで、信頼性が担保できれば出店者の業種は制限していません。魅力ある個店の出店を商店街全体でサポートし、新しい来街者を商店街に取り込んで相乗効果を上げています。

 

補助事業から自主事業へ。外部との連携で更なる発展

賑わい2 このように効果を上げた「週替わりレンタルショップ事業」ですが、27年3月で大阪府の補助事業が終わるため、補助金でまかなっていた経費をどう捻出するかが問題となりました。引き続いての補助が得られないか、行政などにも打診してみましたが難しく、レンタルショップの運営をどうすれば良いか、粉浜商店街は専門家と一緒に議論を重ねました。
 たどり着いた結論は、「商店街事業として補助なしで運営する!」というものでした。商店街事業として継続的にレンタルショップ事業を運営していくためには、過度の負担とならないことが大切です。そこで事業の実施体制を見直し、商店街自ら行うことと外部委託することを整理しました。商店街としては情報発信に専念することに。出店者管理は外部委託し、出店希望者はレンタルショップのサイト(委託先が運営)で直接申し込みます。また、店舗のサブリースをやめ、出店者と家主とが直接契約するようにし、自らの店舗をレンタルしたい物件オーナーからの希望もサイト上で委託先が担うこととしました。組合はサイト利用料や情報発信のための経費を負担する代わりに、ショップ使用料の一部が手数料として商店街に支払われます。
 このようにして、粉浜商店街では、補助に頼らず自らが継続的に事業を運営する体制を整えていきました。

 このような、大胆かつ柔軟な発想はどこから来るのでしょう?その要因の一つは、粉浜商店街を支える組合幹部が、最年長の方でも50代半ばと全員が若く活気にあふれており、必要とあれば外部の知恵も取り入れるしなやかさを併せ持つことだと感じます。
 この柔軟さは商店街に留まらず、広く粉浜の地に広がりを見せています。地域の方々を中心に、粉浜に関わりのある人が楽しくコミュニケーションを取りながら粉浜を盛り上げていく!という壮大なテーマの元に集まった「粉浜サポーターズ(現在48人登録)」が、口コミやミニコミ誌で商店街情報を発信しています。これまた大変な労力がいる活動だなと思いきや、富永理事長は、「サークル活動みたいで楽しいですよ!楽しくないと続かないし」と本当に楽しそうに語っておられたのが印象的でした。
 そんな富永理事長が語る次の課題は「魅力ある個店の誘致」。お客様が欲している、商店街に人を呼ぶ誘因になるような、魅力ある業種業態の店が粉浜商店街に複数出店してくること。これは決して容易なことではありませんが、レンタルショップ事業や粉浜サポーターズ事業などの取り組みで粉浜商店街の魅力にふれた商店主が、粉浜商店街を盛り上げる仲間として登場する日はそう遠くないかも知れません。

 

粉浜要因分析票
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商店街データ

 商店街名:粉浜商店街振興組合

 所在地:大阪市住之江区粉浜3丁目10-4(組合事務所)

 担当者:理事長 富永 高文

 連絡先:06-6671-5324

 

シナジー効果で奏でる2つの商店街のハーモニー【高槻センター街商店街振興組合、高槻城北通事業協同組合】
(大阪府高槻市)

訪問日:平成28年2月25日
協力AD:伊津田 崇

立地環境に甘えることなく不断の努力を継続

城北 関西地域の大動脈である「JR」と「阪急電車」が南北に平行に走っている大阪、京都間。このほぼ中間に「JR高槻」駅と「阪急高槻市」駅があり、共に大阪のベッドタウンとして多くの乗降客があります。「高槻センター街商店街振興組合」(以降「センター街」)と「高槻城北通事業協同組合」(以降「城北商店街」)は、この阪急高槻市駅の南北に位置する商店街です。両商店街は、交通の要衝という恵まれた立地環境にあり多くの来街者が訪れています。そのようななか、各々が特色ある取り組みを行い来街者の確保に向けた不断の努力を継続しています。ここには、優れたリーダーの存在があり、地域全体の取り組みがあり、多くの来街者を引きつけるイベントがあります。そして、この両商店街の各々の取り組みが相乗効果となって、更にこの地域の魅力を増しているのです。それでは、具体的に何が行われているのかをご紹介しましょう。

 

理事長のリーダーシップの下、異なるタイプの2つの商店街が特色ある集客増に取り組む

センター街 センター街は、阪急高槻市駅の北側でJR高槻駅との中間に位置する、交通の要衝にある商店街で、東西に500m程度のアーケードのある物販中心の商店街です。センター街の理事長である木ノ山さんは、抜群の調整力とリーダーシップの下、22年間商店街を引っ張って来られました。木ノ山理事長の「地域無くして商店街無し」の信念の下、近隣住民は勿論のこと、市役所や警察等の行政、金融機関、商工会議所等々あらゆる地域団体と連携した共存共栄の商店街運営が行われています。とりわけ、全国でも非常に珍しい取り組みとして、近隣の百貨店との共同販促(プレミアム商品券「ごっつ得やで! ナイス街(がい)商品券」及び商店街と百貨店の各店舗の紹介をテーマやジャンルに絞って掲載する共同チラシの発行等)を実施して相乗効果を発揮しています。この事業も木ノ山理事長の地域との共存共栄の信念が為せる技と言えるでしょう。また、アーケードに地域の子供達の描いた巨大絵画をぶら下げる等の「高槻アート博覧会」も15年目を数え、地域企業の協賛が増えてますます充実してきました。一方、城北商店街は、阪急高槻市駅の南側に位置する、南北に延びる300m程度の商店街で飲食店が中心です。この商店街には、春と秋に開催される2種類のビッグイベントがあります。特に5月のゴールデンウィークに実施される「高槻ジャズストリート」は、17回の開催実績を数え世界的なジャズミュージシャンも登壇するなど、全国的にも有名な一大イベントに発展してきました。
 
 また秋にも、「高槻ジャズストリート」のような活況を実現させたいとの思いから、「食の文化祭」を10月に開催することとなりました。今年で8回目を迎え、両イベントを併せて、毎年、13万人もの来街者が遠方からも訪れて音楽やグルメを堪能しています。この両イベントには、行政の支援に加え、商店街だけではなく、まちづくり会社やNPO法人等から沢山の人的サポートや地域の企業からの協賛がありますが、こうした多くの人たちが商店街イベントに無償の協力を行う背景には、北川前理事長と中本現理事長という、個性豊かな2人の理事長の「まちの賑わい」への熱き想いがあります。また、両商店街は、毎年7月末には、日にちを少しずらして夏祭りを開催するなど、「阪急高槻市」駅というターミナル駅の南北に位置する異なるタイプの商店街の各々の取り組みが相乗効果を発揮して高槻の中心市街地全体の取り組みに弾みをつけているのです。

 

「安全・安心」をキーワードに商店街の良好な環境を維持

賑わい こうした取り組み以外にも両商店街は、良好な立地環境に甘んじるだけでなく、不断の努力を行っています。それは、安全・安心に配慮した地域環境の維持と、商店街にとってマイナスとなる業種の出店抑制です。地域環境の維持では、センター街は、近隣の大学と連携して不法駐輪の排除や防災への取り組みを、城北商店街は、国の支援を受けての防犯カメラの設置を行うなど来街者が「夜遅くまで安心して歩ける」商店街を実現しています。また、両商店街とも、治安維持も含めての商店街や地域にとってマイナスとなる業態の店舗抑制を実施しています。こうした努力が実って両商店街とも空き店舗は殆ど無く、また、城北商店街には、特段の観光名所がある訳ではないものの近年、外国人の来街者が増加しつつあります。今後も、センター街ではオーナーの高齢化の進展に伴う後継者問題、城北商店街では商店街の中を車が通行する交通問題など、色々な課題が残されていますが、両商店街の地域ぐるみの人的パワーが発揮されることによって、更なる発展が期待されるところです。

 

 

高槻要因分析票
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商店街データ

 商店街名:高槻センター街商店街振興組合
      高槻城北通事業協同組合

 所在地:高槻市高槻町14-23(高槻センター街)
     高槻市城北町2-14-27(高槻城北通)

 担当者:理事長 木ノ山 雅章(高槻センター街)
     理事長 中本 耕二(高槻城北通)  

 連絡先:072-685-0721(高槻センター街)
     072-674-0077(高槻城北通)  

 

商人のまち長浜 大通寺のお膝元【ながはま御坊表参道商店街振興組合】(滋賀県長浜市)

訪問日:平成27年10月29日
協力AD:伊津田 崇

 

羽柴秀吉がつくりあげた商人のまち

ながはま御坊表参道商店街の様子① 大阪から約120㎞、名古屋から約90㎞に位置する滋賀県長浜市は、日本最大面積を誇る琵琶湖の北側に面しています。中心地は羽柴秀吉が築城した長浜城の城下町として栄え、そして秀吉が「楽市楽座」(商業の規制緩和)を設けたことから商業都市として発展してきました。中心市街地には現在でも城下町の面影が残っており、その中でもとりわけ大きな存在感を放つのが東本願寺の別院「大通寺」で、通称「長浜御坊」です。この大通寺の門前町として、「ながはま御坊表参道商店街」があります。



 

街の衰退と再起

商業都市として発展してきた長浜市ですが、昭和50年代に郊外が開発されることにより、公共施設等が移転された。さらに昭和60年代入り、大型商業集積が進出しはじめたことから中心市街地には人通りも少なくなり、店舗も閉まっていく事態になりました。そこで危機感をもった商業者が中心となり、地域住民や市と連携し街の再起にむけ活動を始めました。市民の寄付による長浜城の再建に始まり、公的な支援策を活用し官民連携で実施した店舗のリニューアル、国の重要無形民俗文化財である「曳山」などの文化を継承する取組みや各商店街によるイベントなどが今日まで行われてきました。こうした活動が実を結び、次第に中心市街地には活気が戻ってきました。

 

ながはま御坊表参道商店街のにぎわいづくり

ながはま御坊表参道商店街の様子② 長浜市の中心市街地には5つの商店街振興組合があります。その中でもながはま御坊表参道商店街は、街の低迷期において積極的に事業を展開し、街の賑わいづくりに貢献してきました。
 昭和62年には官民一体となり、来街者のための駐車場や観光物産センターを整備し、平成2年には大通寺が通りからよく見えるようアーケードを全蓋型から雁木式に変えるなど、ハード事業を行いました。また平行して、ふるさとまつり、夏まつり、アートイベント、イルミネーションなど、年間を通じて様々なソフト事業を展開してきました。中でも平成元年にスタートし、現在も毎年2月から4月にかけて行っているのが「馬酔木(あせび)展」です。琵琶湖付近では、長年盆梅展が開催され続け、冬場でも集客力が大きいのに対し、街なかでは冬場にイベントがありませんでした。そこで開催することにしたのが、盆梅と同じように盆栽展示する「馬酔木」です。盆梅展とならび、長浜市の冬の風物詩となり、多くの来街者を呼び込んでいます。開催時には商店街組合員と市役所・商工会議所等30名がかりで、大きな盆栽の搬出入を行います。

 

にぎわいの原動力は、リーダー自身

ながはま御坊表参道商店街振興組合のキーパーソン このような多くの事業についてリーダーシップを執るのが、小倉勝彦理事長です。商店街の役員になってから40年ほど経ちますが、今でも頻繁に長浜まちづくり株式会社や市役所など関係者と話して関係を築いています。それが事業のために必要な許可や支援策の情報を得ることや、商店街だけではできない部分を助けてもらうことに繋がります。工夫と交渉で、次々と賑わいづくりを仕掛けているのです。時には小倉理事長自ら駐車場の管理・運営をするなど、商店街のために活動してきました。「組合員には、『まずは自分の店を頑張ってほしい』と伝えてきたので、自分も同じように頑張っている。」と小倉理事長は語ります。
 現在商店街には28店舗ありますが、そのほかに空き店舗がいくつかあります。小倉理事長自ら空き店舗のオーナーと相談し、家賃交渉をしてテナントを誘致することもあれば、小倉理事長のもとに相談に来た出店希望者と、空き店舗オーナーの相性をみて引き合わせることもします。街のシンボルである大通寺の参道という場所に、どのような店舗があるとお客さんが喜ぶか考えて空き店舗対策にあたっています。
 各個店の経営は決して楽ではなく、皆厳しい状況に置かれています。商店街組織としても世代交代や入れ替わりを経て、昔のような強固な団結は無くなりました。しかし、小倉理事長としては、全員が少しでも商店街に関わることができるようにとの思いから、朝に会議をするなど皆が参加できる環境を作っています。いずれ商店街を率いてくれる次世代が現れてくれることを期待して、毎日奮闘しています。

 

長浜御坊
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商店街データ

 商店街名:ながはま御坊表参道商店街振興組合

 所在地:滋賀県長浜市元浜町18-15

 担当者:理事長 小倉 勝彦

 連絡先:0749-62-0372

 

アクションプランで地域と歩む商店街【石山商店街振興組合】(滋賀県大津市)

訪問日:平成28年2月22日
協力AD:川崎ますみ

 

商店街アクションプラン策定へのチャレンジ

石山商店街の様子① 石山商店街は、JR石山駅、京阪石山駅から徒歩5分ほど、瀬田川沿いの旧東海道筋に位置し、約650mの間に飲食や物販、医療サービスなど214店舗が並ぶ歴史ある商店街です。JR石山駅から京都駅までは約14分、大阪駅でも約45分という好立地ゆえに京都、大阪のベッドタウンとしても人気が高く、商店街近隣にもマンションなどが増え商圏人口は増加しています。昭和40~50年代は東レ、NECなどの「企業城下町」の商店街として活気にあふれていましたが、消費者ニーズの変化や大型店の出店などを受け、商店街を取り囲む環境は次第に厳しさを増してきました。また、駅隣接という立地条件から交通量が多く道路が渋滞しがちであり、かつ道路には歩行者空間が未整備な箇所があるなど、お客様が安全に楽しく買い回りできる環境整備が強く求められてきました。
 このような状況の下、衰退の危機感をつのらせた石山商店街は、平成19年、商店街PRのための事業を企画し、地元大津市に補助金を申請しました。すると、大津市の担当者から、「1年限りの事業だけではなく、商店街が継続的に発展していくためのアクションプランもあわせて策定して下さい。」との提案を受けたのです。そこで石山商店街は、平成19年度、「石山商店街アクションプラン策定事業」を大津市の支援を受けて実施。『5年後、10年後に商店街が目指すべき方向を決定し、それを実行するためのプランを作成する』という、非常に重要で、それゆえに難しいチャレンジでしたが、商店街メンバーは学識経験者の知見を取り入れながら議論を重ねていきました。

 

地域をまきこみプランを実行。商店街執行部の企画力と行動力

石山商店街振興組合のキーパーソン アクションプラン策定に向けて会議を重ねるうち、次第に商店街メンバーからは前向きな発言が増えていき、商店街のビジョンがはっきりとしていきました。
 その結果、石山商店街の目指す方向を「地域と歩む“暮らしのひろば”石山商店街」と定めます。高齢者や子どもなど弱者にやさしい商店街、地域の人々から頼りにされるような、地域に身近な商店街を目指し、今後10年間に取り組むべき事業をまとめました。商店街がやるべきことが明確となったこの時、石山商店街の進撃が始まります。
 商店街執行部は、やるべきことを行うために、必要とあらば大学に直談判する行動力をもって協力者の輪を広げ、学生や地域の小学校、自治会、市職員、企業、NPO法人等々を巻き込んで、様々なプランを企画し実行していきました。例えば平成20年に実施した「石山まちのえきコンペティション」事業では、商店街の空き店舗を、商店街と地域住民との接点となる「まちのえき」として活用するための改装案を全国の学生から募集し、学識経験者による審査を行い優秀作品を選考、表彰しました。この時に最優秀賞を得たプランは、後に石山商店街がコミュニティスペース「石山らんらんサロン」を開設する際に活用されることとなるのです。
 更に平成22年、石山商店街は、アクションプランで計画した種々の活性化プラン実現に向けて、国の支援策を活用することにしました。石山商店街の活性化計画について国からの認定を受け、22~25年度の4年間にて、コミュニティスペース「石山らんらんサロン」開設や、石山とれ取れ祭などのイベント事業、空き缶回収機の設置などを行い、アクションプランに定めた事業を次々に実現化していきました。

 

プランの実行がもたらした地域とのつながり

石山らんらんサロン このように、アクションプランに基づいて様々な事業を実施した結果、石山商店街の通行量は毎年増加。活気のある石山商店街へ出店を希望する商店主は多く、空き店舗が出てもすぐに埋まる状態となりました。
 さらに、プランに基づいて事業を積み重ねた結果、今までは来街していなかった地域住民も商店街へのなじみができ、新たな顧客層として定着しつつあります。
 例えば子育て世代については、一般的には商店街とのつながりは薄く大型店に足を運びがちですが、石山商店街ではアクションプラン「地域に貢献できる商店街」に基づき、『小中学生に体験学習の場と機会を提供』する中で、自然とその親世代とも商店街とのつながりが生まれる活動を続けています。例えば平成26年11月、商店街での実施は全国初となる子どもの職業体験イベント「子どもミュージアム商店街」事業を実施した際、子どもと一緒に参加した親などは、子どもと一緒に商店主から直に商品の説明を受けたり、普段入れないお店の裏側を見せてもらったりする中で、商店主の豊富な知識や深い思い入れ、魅力的な人柄にふれてファンになり、商店街に来てくれるようになった方もおられるそうです。また、主に小学生を対象に開校した「石山寺子屋塾」事業では、商店街メンバーであるKEC教育グループと連携し、商店街コミュニティスペースの「石山らんらんサロン」にて算数・国語を中心とした学習指導のほか、農業体験、その収穫物を商店街で販売する商業体験、化学実験など、様々な体験学習を通じて生きる力を培う指導を行っています。ここに集まる子供たちの親もまた、商店街と様々な形でかかわり、商店街とのつながりを深めていきます。
 このように、アクションプランの実行を重ねた結果、来街者層は子育て層から高齢者層までに広がり、また商店街プラン実行の担い手も地元の大学、企業、自治会などに広がっていきました。明確なプラン策定と着実なプラン実行が築き上げた地域とのつながりは、石山商店街の継続的な発展を支えてくれるに違いありません。

 

石山商店街
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商店街データ

 商店街名:石山商店街振興組合

 所在地:大津市粟津町17-11 鶴屋ビル1階(組合事務所)

 担当者:事務局長 神崎 光男

 連絡先:077-537-2140

 

観光客を長浜のファンにする!【長浜商店街連盟】(滋賀県長浜市)

訪問日:平成28年3月4日
協力AD:中辻 一浩

 

湖北エリアの商業中心地

長浜賑わい 滋賀県長浜市は、日本最大面積を誇る琵琶湖の北側に面しており、いわゆる「湖北」に位置しています。羽柴秀吉が建設した長浜城の城下町では商業が発展しました。
 長浜市は周辺も含めた幅広い地域が商圏となり、商業都市として発展を続け、昭和23年、中心市街地で「長浜商店街連盟」が形成されました。現在は、大手門通り商店街(振)、ゆう壱番街商店街(振)、博物館通り商店街(振)、やわた夢生小路商店街、巴瑠夢大路商店街の5商店街が加盟しています。




 

「黒壁」の誕生、観光地としての長浜

長浜賑わい2 一時期は大型小売店の郊外への移転などの影響で中心市街地の商店街は疲弊していました。しかし平成元年、明治時代の旧第百三十銀行の建物保存のため、商業者や地元企業、市からの出資を受け、第三セクター「黒壁」が設立されました。黒壁は旧第百三十銀行の建物を「黒壁ガラス館」として整備・保存し、他の町家や空き店舗も新たな店舗や施設として改修しました。こうしてまちは古い街並みを活かしつつ生まれ変わっていきました。長浜は「観光地長浜」へと変わり、次第に観光客が増えていったのです。また長浜地域は、戦国時代には近江国として「京」へ上る地域として戦略的にも重要な役割を担った地域です。前述のとおり、長浜は羽柴秀吉の領土であったこともあり、NHKの大河ドラマでもよく登場します。大河ドラマにあわせて、長浜商店街連盟を含め、街をあげて「北近江秀吉博覧会」といったイベントを行ったことも集客のきっかけとなりました。その後も何度かその年の大河ドラマにあわせたイベントを行っています。

 

リピーター客を増やす取組み

長浜賑わい3 現在では年間200万人の来街者があり、空き店舗も少なく、イベントも多いことから一年を通じてにぎやかな長浜ですが、長浜商店街連盟は、今後もこの継続させるためにはまちのファンづくりが必要と考え、観光客をリピーター客にする仕組みを実施しています。
 代表的なものとしてポイントカード事業があります。平成7年、それまで商店街連盟のスタンプ部会で行っていた事業を独立させ、各商店街や地元金融機関、企業などの出資により「シュッセカード」というポイントカード事業を担う「長浜倶楽部株式会社」を立ち上げました。来街者に、長浜を一つのモールと捉えてポイントカードを利用していただき、顧客データの分析に活用し固定客の囲い込みを行ってきました。その後、地元住民へのPRと利便性の向上を考え、市と連携して住民基本台帳カードを利用したポイントカードにリニューアルし、地元にも根付くポイントカードとなりました。
 この他にも、平成27年度には同じく長浜倶楽部が運営事務局となり、リピーター客へのおもてなしとして「CLUB NAGAHAMA事業」を実施しました。県の補助金を活用してカードリーダーなどの設備を導入し、プレミアムがついたプリペイド式電子マネーカードを販売するとともに、提示により観光施設料金の割引などの特典もあり、長浜に何度も来てもらうきっかけにしています。

 

今後の中心商店街の展望

 観光地として一定の認知度とファンを得たことと、商店街連盟が実施するものもふくめて長浜の中心商店街ではイベントが多く行われていることから、長年の賑やかさが日常となり、事業者に危機感がなくなってきていることも事実です。特別に何かをしなくてもお客さんは街を歩き、店舗にも立ち寄ることもあります。このことから店舗のリノベーションや後継者について、各店舗の対応がなかなか追いついていません。商店街連盟としては、このことがまち全体の魅力低下に繋がりかねないと考え、今後は後継者問題をふくめ既存店舗の強化と、中心商店街の新たな集客店舗として、特色あるクリエーターショップの誘致と創業促進に力を入れていく予定です。商店街連盟だけでできるものではなく、長浜全体の魅了向上のため、他の組織と連携しながら、中心商店街をマネジメントしていく予定です。

 

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商店街データ

 商店街名:長浜商店街連盟

 所在地:長浜市髙田町10番1号(長浜商工会議所内)

 担当者:会長 沢田 昌宏

 連絡先:0749-62-2500(長浜商工会議所内)

 

少女歌劇団のある街【堺東商店街連合会】(大阪府堺市)

訪問日:平成28年3月4日
協力AD:川崎 ますみ

 

減り続ける来街者

堺東賑わい1 「堺東商店街連合会」の所在する堺東は、飲食店と衣料品等の物販店を中心に400店舗が立地する堺市内で最大級の商業集積地であり、南海電車の「堺東駅」に隣接し、南側には市役所が立地するなど、環境としては大変恵まれています。連合会は8つの商店街等の集合体で、商店街振興組合と事業協同組合が2団体ずつあり、残りは任意組織となっています。
 これまで堺東は、社会経済情勢の変化等に伴い、大型店の相次ぐ撤退や小売業商店数、駅乗降客数、歩行者通行量の減少等、まちの賑わいが低下している傾向にありました。そのような中で、堺東商店街連合会会長の辰野氏をはじめとした組合員らによって、若手商業者の意見を尊重し、自由に活動できる風土が醸成され、商店街活性化に向けた若手商業者の活躍の場が広がり始めたのです。

 

ガシバルの成功

堺東賑わい2 「ガシバル」の「ガシ」とは堺東の「ヒガシ」が由来です。もともと、堺東以南の若者が誘い合って堺東に遊びに行くときに付けられた言葉とのことです。「ガシに行こう!」と誘い合って来街していたようで、当時の賑わいをうかがい知ることができます。
 「ガシバル」は、堺東エリアの賑わいづくりと活性化、堺東の飲食店のリピーター作りを目的に5年前から続けられ、平成28年3月で第9回目となり、お客様にバルチケットを購入してもらい、店自慢の“逸品とドリンク”である「バルメニュー」を目当てに楽しく自由に食べ歩いてもらうイベントです。
 特に30代から40代の女性をターゲットにしており、普段は中々入りにくいお店にもバルであれば気軽に立ち寄ってもらうことが出来ます。バルをきっかけとして個店の新規顧客の確保や店舗のPR、リピーター増加を狙っており、実際にかなりの効果を上げています。チケット販売数は回を重ねる毎に増加しています。アンケート結果においても、「入りにくいお店に行けて良かった」「次もまた来たい」という女性の意見が多く出るほか、「家族連れでも気軽に入れて良かった」というコメントもありました。なかなか入りにくいお店から入りやすいお店になり、「気軽に行ける堺東」に変わっていったのでしょう。

 

来街者の増加と空き店舗の解消

堺東賑わい3 この他にも、堺東商店街連合会は様々な取り組みを行っています。経済産業省や堺市の補助金を利用してデジタルサイネージ等を設置し、商店街店舗のお買い得情報や堺市の広報を配信しています。また、防犯カメラと街路灯のLED化などにより、来街者の安心と安全にも十分な心配りを怠りません。また、堺市役所前で毎年実施される「夏まつり」などの地域イベントも積極的に開催しています。このような様々な取り組みの結果、これまで下がり続けていた来街者数が近年、増加に転じ、平日の通行量は最低期の1.2倍となり、空き店舗もほとんど無くなるという状況が続いています。
 この成果を生んだ理由の1つに、堺東商店街連合会だけでなく地域のまちづくり団体等と連携して事業を進めるということがあります。堺東には、自分たちのまちを良くしたいという思いを持つメンバーが集まった「そや堺ええ街つくり隊」があります。この組織は堺東商店街連合会の高岡氏や矢本氏ら若手商業者リーダーが率いるまちづくり団体で、現在27名が入隊していますが、3名が商店街関係の方で、残りは全て一般市民で組織されています。ガシバルを含めたイベントの運営はもちろん、商店街周辺の清掃活動など幅広い活動を通じて地域に貢献しています。
 矢本氏は、「ネットワークづくり、コミュニティづくりは、人との繋がりが重要です。繋がりをマメにして、堺東で商売する人を笑顔にしたい。」と話されていました。若手商業者が自由に活動できる風土の醸成、若手商業者リーダーの活躍と効果的な取り組みの継続実施、そして、それを助ける市民の協力。それが堺東商店街連合会活性化の大きな理由の1つであろうと感じました。

 

堺少女歌劇団のご紹介

「笑顔のシェアリングをすることで、いつもの場所や景色や地域を育てていこう」そんな思いで運営されるのが、「堺少女歌劇団」です。平成26年9月に結成され、小学校1年生から中学校3年生までで構成されています。宝塚歌劇団出身の講師陣の厳しい指導を受け、これまで2度の本公演のほか、様々なイベントに参加しています。古典劇を現代風にアレンジするなど、ポップな中にホンモノの要素がある、新しいジャンルの歌劇団です。堺東商店街連合会会長の辰野氏が、堺少女歌劇団実行委員会の委員長を務め、若手商業者を中心にプロジェクトチームを結成して歌劇団の運営を担うなど連合会が中心的な役割を担っています。

堺少女歌劇団HPはこちら外部リンク 新しいウィンドウで開きます

 

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商店街データ

 商店街名:堺東商店街連合会

 所在地:堺市堺区中瓦町・北瓦町

 担当者:高岡 武史
     矢本 憲久

 連絡先:072-233-6770(高岡)
     072-222-3265(矢本)

 



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