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匠の技術、新たな感性、世界を魅了する「クールジャパン」
~クリエイティブ企業の取組み紹介~
担当課室:クリエイティブ産業ユニット

最終更新日:平成27年9月1日

 我が国の先人より脈々と受け継がれてきた技術が新たな感性や技術と出会い、 世界から「クールジャパン」として注目されています。一方で、昨年日本を訪れる外国人も1300万人を超え、国内でも日本の技術や生活文化の特色を活かし外国人を引きつける魅力ある商材が多数存在します。

 今回は、歴史ある技術や素材と連携し新たな商品開発や販路開拓に取組む企業、また、訪日外国人をターゲットに新たな感性でユニークな商品開発を進める企業を紹介します。

有限会社アイ工房

 京都市南区にある有限会社アイ工房は、1996年の創業以来、半導体の基板を製作し、2005年頃から駅の看板等で使用される導光板を製作してきました。現在は独自開発の導光板を使ったLEDを使い、京都を代表する伝統工芸である西陣織の紋紙や友禅染めの型紙などを組み合わせて「LEDあんどん」を製作し、商品化しています。和の装いで優しい見た目に加え、2枚の導光板を組み合わせて1つのLEDで両面を照らすことができ、少ない電気代で長持ちするのが特徴です。

 この伝統工芸とLED導光板という異業種の業界で連携が生まれたきっかけは需要が低迷し続ける伝統産業の職人からの悲痛な声からでした。「仕事が無い」このような職人の声に、同社の古田社長はLEDを用いたインテリア扉を提案。それが京都の著名なお茶屋さんに採用されました。「あんどんだけじゃなく、やり方によっては無限の可能性がある。伝統産業で新たな試みを考える人に当社のLEDがどう活用できるか提案していきたい。」古田社長は言います。

 現在、百貨店催事を中心に「LEDあんどん」は発売されています。「可愛い!日本らしい!」と訪日外国人に好評を得ていることから、11月頃からは百貨店のインバウンドフロアでの常設販売も予定されています。さらに、京都の伝統産業との連携のみならず、青森ねぶた祭のねぶたに同社のLEDを活用できないか等話が進んでいます。今後も同社のLEDの光が伝統産業の技術を眩しく輝かせていくことでしょう。


あんどん

LED扉

掲載関連情報

企業名
有限会社アイ工房外部リンク 新しいウィンドウで開きます
所在地
京都市南区吉祥院石原町10-13
電話番号
075-662-2870

長寛堂

 長寛堂は「京都から新しいコンテンツを発信したい」をコンセプトに各業界の有志が集まってスタートした新ブランドグループです。「舞妓フェイスパック」は、2014年9月に公開された映画「舞妓はレディ」で所作や京言葉の指導にあたられた京都嶋原の司太夫、葵太夫の監修のもと、本格的な舞妓をかたどった美容フェイスパックです。「太夫」とは国内で1000人以上いると言われる舞妓、芸妓の最高位で、国内に5名しか存在しません。「気軽に舞妓気分を、なおかつ古来の本物の文化も伝わるように」という太夫の思いを大切に、「舞妓フェイスパック」は誕生しました。丈夫で耐久性に優れた国産不織布に、安心の植物性インク100%(大豆原料)で、舞妓さんのお化粧と髪型を細部まで美しく表現しています。

 現在は京都市内のホテルや長寛堂HPで販売され、その見た目のインパクトや京都らしさが訪日外国人の心をつかみ、特に中国の方によく売れています。6月には高級版として、主にお土産用として額に入れてインテリアとしても活用できるようポスタータイプのフェイスマスクをギフト筒に入れた「舞妓フェイスパック-雅(MIYABI)-」を発売しました。今後はより訪日外国人の目に止まるようプロモーションに力を入れる予定です。

 「舞妓フェイスパックを通じて京都の文化、芸術、芸能を発信したい」2020年の東京オリンピック、パラリンピックを見据え、舞妓、芸妓文化の伝道人である太夫と長寛堂の活動は続きます。


新商品の「舞妓フェイスパック-雅(MIYABI)-」

葵太夫

掲載関連情報

企業名
京都長寛堂外部リンク 新しいウィンドウで開きます
所在地
京都市東山区祇園林下町420
電話番号
075-551-8266

このページに関するお問い合わせ先

近畿経済産業局 産業部 クリエイティブ産業ユニット
電話:06-6966‐6053

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