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最終更新日:平成28年4月1日
二酸化炭素を発生しない環境に優しいエネルギー、水素。そんな水素を燃料として走る環境に配慮した自動車が燃料電池自動車(FCV)です。今年に入って、関西国際空港、京都市内(2カ所)、枚方市内など、関西地域で燃料電池自動車(FCV)の燃料補給ができる水素ステーションが立て続けにオープンしていることをご存じですか。
燃料電池自動車(FCV)は、水素と空気中の酸素を化学反応させて発電する燃料電池を積んだ車です。これまでの自動車との違いは、走る際に二酸化炭素を出さないことです。
日本では、2014年から世界に先駆けて市販されています。
燃料電池自動車(FCV)の燃料となる水素は、現在は工業的な方法で生産されているため、製造時に二酸化炭素が発生しています。将来的に水素を製造する時、太陽光や風力発電などの再生可能エネルギーを用いて水を電気分解して水素を作るようになると、二酸化炭素をほとんど発生させずに水素を製造できるようになります。水素エネルギーは環境に優しい究極のエネルギーと言えるのではないでしょうか。
燃料電池自動車(FCV)が普及するには、車本体の価格以外に、燃料となる水素を供給するインフラである水素ステーションの整備が重要です。
現在までに、東京、名古屋、大阪、北部九州といった大都市圏を中心に国内で約80か所の水素ステーションが整備されています。今後も、水素ステーションや燃料電池自動車(FCV)がますます広まることを期待しています。
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