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最終更新日:平成28年8月1日
夏場は扇風機を使う機会が増えますが、古い扇風機を使用したことに伴う火災事故が多く発生しています。
独立行政法人製品評価技術基盤機構(以下「NITE」)によると、2010年度から2014年度までに発生した扇風機の火災事故95件のうち、使用期間が判明した89件を対象に分析したところ、使用期間が20年を経過した頃から火災事故が増加し、30年を超えての事故は38件発生していることが報告されています。
製造から長期間経過すると、部品の絶縁劣化や接触不良、断線等で異常発熱やショートを起こして発火するおそれがあります。
扇風機の使用については、長期使用製品安全表示制度(※)に基づく表示を参考にして頂くとともに、特に古い扇風機にあっては、使用を中止するか、就寝時や人がいない場所では使用しない。使用しない時は電源プラグをコンセントから抜くように注意をお願いします。
詳細な内容については、以下のNITEホームページに掲載されています。
(※)長期使用製品安全表示制度
扇風機、エアコン、電気洗濯機(乾燥装置を有するものを除く)、換気扇、ブラウン管テレビの5 品目において、製品の長期間使用に伴う経年劣化による事故を防ぐため、「長期使用製品安全表示制度」が設けられています。
2009年4月以降に製造または輸入された5 品目においては、「製造年」、「設計上の標準使用期間」「設計上の標準使用期間を超えて使用すると、経年劣化による発火・けが等の事故に至るおそれがある旨」の表示義務があります。
近畿経済産業局 産業部 消費経済課 製品安全室
電話:06-6966-6098