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最終更新日:平成28年11月1日
「ふるさと名物応援宣言」とは、地域ブランドの育成・強化による地域活性化を図るため、市区町村において地域を挙げて支援を行う「ふるさと名物」を特定、地域を挙げて応援することを宣言し、積極的な情報発信を行うものです。
ふるさと名物応援宣言ロゴ
この「ふるさと名物応援宣言」は、中小企業地域資源活用促進法(地域資源法)が平成27年に改正されたことに伴い、新たな仕組みとして設けられました。
「ふるさと名物応援宣言」では、(1)地域のプロフィール、(2)応援する「ふるさと名物」、(3)活用する「地域資源」、(4)市区町村による具体的な取組内容、をまとめ宣言をします。「ふるさと名物応援宣言」の具体的な内容は以下の3.近畿経済産業局管内の市町村による「ふるさと名物応援宣言」 を御確認下さい。
市区町村が「ふるさと名物応援宣言」をすることで、以下に紹介する国の支援を優先的、そして、集中的に受ける事ができます。
各市区町村の「ふるさと名物応援宣言」を「ミラサポ」等を通じ、一元的に情報発信します。
さらに、経済産業局、独立行政法人中小企業基盤整備機構等の支援事業を通じて、「ふるさと名物」の認知度向上を後押しします。
地域の関係者を巻き込み、地域の特色を活かした産品の開発や販路開拓、ブランド化等の取組を進める中核的人材を育成するため、実績ある「ふるさとプロデューサー」の下で、中長期のOJT研修を実施する「ふるさとプロデューサー等育成支援事業」へ「ふるさと名物応援宣言」をした市区町村の関係者については優先的に参加することができます。
「ふるさと名物応援宣言」の対象となっている地域産業資源活用事業計画及び地域産業資源活用支援事業計画について、国の「ふるさと名物応援事業」において優先的に採択いたします。
※ (2)、(3)にある各事業について、平成29年度以降の実施に関しては現時点では未定です。
既に「ふるさと名物応援宣言」をしている市区町村は、全国の1,741市区町村のうち、72市町村になります。近畿地域では地域の地場産品などを「ふるさと名物」に、10市町村において「ふるさと名物応援宣言」をされています。
同村の冷涼な気候や清流かわらび川等、同村が有する自然環境によりはぐくまれた「あまご」を活用した加工品をふるさと名物として応援するものです。
両市町を貫流する杉原川、加古川等、豊富な水資源等を活用した両市町の地場産業である「播州織」をふるさと名物として応援するものです。
かつて日本有数の綿花の栽培地であった同市において、平成25年度から栽培を始めた「綿花」(かこっとん)を原材料に用いた、同市の地場産品である靴下や、同市内の食品製造業者や製紙業者が製造する綿実油やコットン紙をふるさと名物として応援するものです。
我が国の鉱業近代化のモデルとなった「生野銀山」、かつては生野銀山を管轄し、現在では天空の城などと称され、多くの来訪者がある「竹田城跡」、生野銀山の鉱夫の貴重な食材であった「岩津ねぎ」。これら「生野銀山」に関係する同市の地域資源を活用した体験型観光プログラムや加工食品等をふるさと名物として応援するものです。
明治時代の末期から製造が始まり、近年、品質の高さ等から、有名ブランドやデザイナーからも強い関心が寄せられているニット生地や、その生地により製造されるニット衣料等の「ニット製品」をふるさと名物として応援するものです。
約1,500年の歴史を有し、現在では、業務用漆器で8割以上の国内シェアを占める「越前漆器」に関して、「越前漆器の商品群」及び「漆塗りの技術を使った新製品・新産業」をふるさと名物として応援するものです。
両市では、両市内を流れる「天の川(天野川)」沿いにある七夕や星にちなんだ名所等の観光資源や七夕にちなんだキャラクター、商品等を活用し、七夕伝説ゆかりの地であることをPRしています。両市において、それら名所等の地域資源をパッケージ化したもの(天の川 七夕ロード)等をふるさと名物とし応援するものです。
江戸時代中期から同町の一大産業となっていた薬草栽培。現在でも多くの薬用作物(ハーブ、吉野葛等)が栽培・加工されているほか、「シモイチまるごと薬膳計画」等、関係する取組が行われている「薬膳」について、同町のふるさと名物として応援するものです。
「ふるさと応援宣言」をきっかけに、地域の多様な事業者による地域ブランドの育成・強化が図られ、地域経済が活性化されることが期待されます
近畿経済産業局 産業部 産業振興室
電話:06-6966-6054