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製品安全対策優良企業のご紹介(第7回)一般財団法人ボーケン品質評価機構
衣料品・日用品の製品安全対策
担当課室:製品安全室

最終更新日:平成28年12月1日

企業の製品安全対策意識の向上と製品安全に係る事業活動を応援するため、近畿地域(福井県、滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、奈良県、和歌山県)で、経済産業省の「製品安全対策優良企業表彰(※1)」を受賞した企業を紹介します。

連載の7回目は、受賞後も新たに特筆すべき活動を行っている一般財団法人ボーケン品質評価機構(以下「ボーケン」)の取組を紹介します。

ボーケンの前身である「財団法人 日本紡績検査協会」は、糸・織物を輸出する際の検査を行う専門機関として1948年12月に設立され、後に当時の輸出検査法における指定検査機関となり、2011年4月に一般財団法人へ移行しました。

現在では、靴・バッグ・ベルト等の服飾雑貨、家具・インテリア・台所用品等の生活用品の品質試験・検査、吸水速乾性・UV遮蔽率・消臭・抗菌性等の新機能性、芳香族アミン、有害物質等の化学分析等の幅広い品質評価を行い、国民生活の安心・安全に寄与する事業を、日本国内4都市8拠点、海外13都市16拠点で展開しています。

2013年度には、以下の取組が評価され、「第7回製品安全対策優良企業 特別賞」を受賞しました。

受賞のポイント

「ボーケン展示会」の開催を通じた製品安全情報の提供

衣料品・日用品の事故品の展示や事故事例、分析試験結果等を紹介する「ボーケン展示会」を日本国内及び中国各地で毎年開催し、業界関係者の学びの場として幅広く活用されている。

公的基準にない試験・評価基準に関するアドバイスを実施

事業者や業界団体に対して、製品の開発・設計段階における製品評価や試験方法、社内・業界基準の策定に関するアドバイスを行っている。

調査・研究成果などの情報発信を積極的に推進

長年にわたる新素材等に関する調査・研究などの成果を「ボーケンレポート」や「ボーケントピック」、メールマガジン「ボーケンinfoメール」など通じて情報を発信し、有益な安全情報の提供に努めている。

※1)製品安全対策優良企業表彰

経済産業省が実施する製品安全の取組に対して特に積極的な活動を行っている民間企業を表彰することで、事業活動や消費生活において製品安全が重要であるとする「製品安全文化」を定着させることを目的として、2007年度より実施している制度です。

2013年度製品安全対策優良企業表彰(右側がボーケン 堀場 勇人 氏)

2013年度製品安全対策優良企業表彰(右側がボーケン 堀場 勇人 氏)

製品安全対策優良企業のみ使用できるロゴマーク

製品安全対策優良企業のみ使用できるロゴマーク

以下に、ボーケンが実施する製品安全の取組のうち、「取扱い絵表示改正の情報提供」、「ボーケン展示会」、「幅広い品質評価・試験の実施」、受賞後の新たな取組である「一般財団法人電気安全環境研究所(以下「JET」)との業務協力」を紹介します。

取扱い絵表示改正の情報提供

ボーケンは、製品の素材や表示に関する基礎知識から、法規制、業界の最新情報まで、事業者に必要な情報を届けています。

その中で、2016年12月に改正される「取扱い絵表示の改正(※2)」については、業界の注目度の高いテーマとして改正内容の情報提供のほか、セミナーや少人数で体験学習を行うBOKENアパレル塾を開催し、事業者の専門知識の習得をサポートしています。

(※2)取扱い絵表示の改正については、E!KANSAI7月号で紹介しています。

新しい洗濯表示の具体的な内容は、以下のパンフレットをご覧ください。

ボーケン展示会

1970年から毎年開催し、衣料品・日用品の事故事例等をパネル展示と同時にセミナーを開催し改善事例などを紹介しています。

11月9日(水)から3日間開催した東京会場では、約1200名の来場がありました。

以下、同会場で行われたパネル展示及びセミナーの一例を紹介します。

衣料品・日用品の事故事例の紹介(パネル展示)

【洗濯による色移り事故事例】

洗濯の際に、染色された生地又は付属品の染料が溶出し、洗液により他の洗濯物を汚染させる事故事例です。

事前に「染色堅ろう度試験」をすることで、色落ち等の安全性を確認できます。

染色堅ろう度試験

パネル展示の一例

パネル展示の一例

衣料品・日用品の改善事例の紹介(セミナー)

セミナーでは(株)桑原の協力の下、「縁の下の力持ち「桑原」」と題したセミナーを開催し、よく発生する堅ろう度不良(色落ち、移染等)及び物理的耐久性の改善について事例を用いて分かりやすく紹介しました。

(株)桑原は、日本国内だけでなく、海外の各拠点において、衣料品・雑貨・反物の検品・修正を行っている企業です。

(株)桑原ホームページ

2017年の開催日程

今後、岡山、大阪、名古屋で開催予定です。

2016/2017ボーケン展示会のお知らせ

幅広い品質試験・検査の実施

ボーケンでは、「試験方法がない」「評価方法が分からない」などの衣料品・日用品において、新しい試験方法、評価方法(ボーケン法)を提案しています。以下、試験・検査方法を紹介します。

靴ヒールの衝撃強さ

靴着用中、ヒールが外れてしまうと転倒等の重大事故につながります。そこで、ボーケンではヒール取付部の衝撃性能試験を実施し、評価を行っています。

試験方法は、製品からヒール部分(取付部含む)を採取し、試験機の試料固定台に接地面を上に向けて取付け、ハンマを22J(ジュール)の位置まで振り上げ、自由落下にてヒール接地面から10㎜の位置に衝撃を加え、ヒールが外れる最大吸収エネルギーを算出し判定します。判定は15.7J(ジュール)以上(ボーケン基準)としています。

試験の様子

試験の様子

試験動画の紹介

JETとの業務協力

2014年11月14日、ボーケンはJETと電気製品に関する各種試験業務において、業務協力の覚書を締結しました。

これより、電気用品安全法対象の家具(コンセント付家具、電灯付家具等)は、家具等の強度試験はボーケンが行い、コンセント、電灯などのPSE適合性検査はJETが行うなど、繊維製品、日用品だけでなく、電気製品も含めた衣料・ 住生活のアイテムの品質管理が可能となりました。

JETとの業務協力

また、ボーケン展示会での共同展示、及びコラボセミナー等を開催するなど、双方が協力し、安心・安全を提供しています。

【JET×ボーケン コラボセミナー】電気用品安全法の概要セミナー

JETの概要

1963年に国の電気試験所から試験業務を引き継いだ試験・認証機関で、2011年4月に一般財団法人に移行しました。全国の事業拠点で、電気製品等に係る試験・検査・認証業務などを行っています。近年は海外の試験認証機関との連携を強化しています。

一般財団法人ボーケン品質評価機構業務部長 吉田泰教様からのコメント

一般財団法人ボーケン品質評価機構業務部長 吉田泰教様

私どもは、一般消費財の性能を検査・評価する試験機関です。繊維製品関係の品質試験を行うことが多いですが、近年では試験・検査の幅を広げており、一般財団法人電気安全環境研究所(JET)をはじめ、様々な試験機関と提携をしております。

消費者が求める安心・安全に、試験・分析評価の立場から、積極的に寄与していくことが、弊機構の社会的存在価値であると考えています。また、お客様には、単なる試験・分析結果だけではなく、結果から製品の品質改善につながるアドバイスをしております。

今後も、総合検査・分析機関として、品質の向上と安定に寄与し、生活文化の発展に努めるとともに、お客様からの信頼を第一とし、迅速で有益な情報の提供に努めてまいります。

掲載関連情報

団体名
一般財団法人ボーケン品質評価機構
所在地
〒540-0005大阪市中央区上町1-18-15
電話番号
06-6762-5881
FAX
06-6762-5889
設立
1948年12月
代表者
理事長 堀場 勇人

関連施策へのリンク

E!KANSAI 製品安全優良企業表彰受賞 シリーズ

経済産業省 製品安全対策優良企業表彰

「第7回製品安全対策優良企業表彰」受賞企業が決定しました

一般財団法人ボーケン品質評価機構

一般財団法人電気安全環境研究所(JET)

このページに関するお問い合わせ先

近畿経済産業局 産業部 消費経済課 製品安全室

電話:06-6966-6098

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