トップページ > 広報誌・E!KANSAI > 1・2月号 特集

大阪・関西万博の先に見える関西の未来
~Let’s Begin! 万博活用地域活性化戦略~
担当課室:2025NEXT関西企画室

最終更新日:令和3年1月5日

今から4年3ヶ月後の「2025年」には、登録博(旧:一般博)としては関西で55年振りとなる「2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)」が開催されます。

万博は2025年に大阪市の夢洲地区で開催されますが、開催年のみならず、また、会場内だけではなく関西全体で、このパワーをフルに活用し経済・産業の飛躍に向けたアクションを推進していく必要があります。

2025年に万博がやってくる(大阪・関西万博の概要)

正式な万博の名称は2025年日本国際博覧会(略称:大阪・関西万博)で、開催場所は大阪府大阪市夢洲地区、会期は2025年4月13日~2025年10月13日 の184日間の開催となります。

開催テーマは「いのち輝く未来社会のデザイン(Designing Future Society for Our Lives)」。サブテーマは:Saving Lives(いのちを救う)、Empowering Lives(いのちに力を与える)、Connecting Lives(いのちをつなぐ)です。

この万博は、新たなアイデアが続々と生み出され、社会実装に向けて試行される「未来社会の実験場」をコンセプトに、Society 5.0の実現を鍵とし、国連が定める「SDGs(持続可能な開発目標)」達成への貢献を目標としており、世界中から大きな期待が寄せられています。

現在の万博開催に向けての動き

公益社団法人2025年日本国際博覧会協会(以下、博覧会協会)では、昨年7月に豊かな創造力と力強い情報発信力を持った、会場デザイン、会場運営、テーマ事業等の10名のプロデューサーを決定しました。

また、8月には、一般公募に応募いただいた5,894作品の中から、万博のシンボルとなる「ロゴマーク」も決定されました。

一方、政府としても、2019年4月に「万博特措法」を成立させました。同法に基づき、博覧会協会を万博の準備、運営を行う法人として指定し、内閣総理大臣を本部長とする国際博覧会推進本部の設置を行い、新たに国際博覧会担当大臣を任命しました。政府が一丸となって、関係者とともにオールジャパンで取り組む体制を整備しました。

12月1日には、国際博覧会条約の事務局であるBIE(国際博覧会事務局)総会にて日本の大阪・関西万博の「登録申請書」が承認されました。これにより、大阪・関西万博への海外招請が正式にスタートしています。

そして、12月21日に、政府は基本方針を定め、万博の準備・運営等の方向性を明らかにしました。

また、博覧会協会は12月25日に万博の青写真とも言える「基本計画」をまとめています。これにより、2021年は万博に向けた動きが益々進んでいくことが期待されます。

「TEAM EXPO 2025」プログラム/共創パートナー・共創チャレンジ事業

また、博覧会協会では、SDGs達成に貢献する「共創」の具現化に向けて、「TEAM EXPO 2025」プログラムとして、大阪・関西万博のテーマである「いのち輝く未来社会のデザイン」の実現と、SDGsの達成に貢献する、同協会と連携する以下の共創活動を募集しています。

「TEAM EXPO 2025」プログラムについて

「TEAM EXPO 2025」プログラムについて

万博活用地域活性化戦略(万博活用戦略)

「万博活用地域活性化戦略(万博活用戦略)」と3軸の拡張

関西は、万博開催地域であることをフルに活かすべく、「テーマ・空間・時間」の概念を拡張したこれからの4年間の戦略を立てることが重要です。近畿経済産業局ではこのような概念「万博活用地域活性化戦略(万博活用戦略)」を推進しています。

万博活用戦略と3軸の拡張

万博活用戦略と3軸の拡張

テーマの拡張

万博を「未来社会の実験場」として、機械・IT・バイオ・観光・環境関連等々、中小企業を含む様々な産業や大学等々の多くの分野の方々が、そのテーマや理念を自身のテーマとし発展的に取り込み、イノベーションが創出され、地域活性化につなげることが期待されます。

空間の拡張

万博は、会場となる夢洲だけでなく、「関西全体」が世界中から注目され、関西に多くの方が来訪される機会です。「関西全体がいわばパビリオン」として地域毎の特色や優れたポテンシャルをアピールすることのできる絶好の機会です。

時間の拡張

万博は、2025年の単なる一過性のイベントではなく、2025年以降を見据え、永続的に関西の産業が発展する「しかけ」、つまり「万博ソフトレガシー」を考えることが重要です。そのためには、2025年以降を念頭に、現時点から2025年をマイルストーンとした戦略をたてる必要があります。

近畿経済産業局の取組(万博活用地域活性化戦略の実践)

近畿経済産業局では、当局自身も博覧会協会の「TEAM EXPO 2025」プログラムの共創パートナーとなり、博覧会協会と連携・協力し、上記の「万博活用地域活性化戦略(万博活用戦略)」を実践すべく、以下の活動を展開しています。

地域万博活用プロジェクト

地方自治体と議論・連携し、地域のブランド化・内外からの来訪者の誘客など、万博開催のパワーを活用した地域の振興を推進します。

(1)〈啓発事業〉府県別自治体等向け「万博活用フォーラム」の開催

地域における万博への理解促進とその活用を促すフォーラムを開催

(2)〈自治体との議論〉万博の活用をテーマに自治体等と戦略を議論

(3)〈万博関連活動の整理〉地域万博活用マップの検討

万博を契機とする管内の活動を整理し様々な切り口で社会に情報提供

未来イノベーションプロジェクト

万博や未来ビジネスについて若者等と議論し、万博の啓発や発想力の強化を図ります。

(1)〈一般への啓発〉 万博と未来ビジネスに関する「出前講演」実施

出前講演イメージ

(2)〈若者への啓発〉 万博と未来ビジネスに関する「未来ゼミ」

未来ゼミイメージ

(3)〈ベンチャー〉「PLLベンチャー企業集」の作成

当局の「関西ベンチャー企業リスト」掲載企業のうち、博覧会協会の募集したPLL事業への提案企業を訪問しプレイアップし、イノベーションの促進を図ります。

(4)〈未来の展示会〉「近未来展示会ビジネス研究会」


今後は、近畿経済産業局の独自のプロジェクトと連携し、大阪・関西万博の理念の実現に努めていきます。

関西の未来に向けて・・

製造業・サービス業の方へ

例えば、海外からの来訪者の方々に向けて、各地の工場をパビリオンとして見立て、「オープンファクトリー」として、我が国のファインな技術の高さとモノづくりの誇りをアピールすることが可能です。

製造業だけではなく、世界一の「おもてなし」を誇るサービス業においても、その裏側の努力を含めて魅せることも可能です。

学識者の方へ

学識者や業界の方には、学会・会議等の誘致や、新たな魅力ある定期的イベントが開催されるような働き掛けなどが期待されます。万博を契機に新たな学会やイベントが定期的に開催されるようになれば、万博のソフトレガシーとして関西に継続的な恩恵をもたらすことでしょう。

また、各地の大学等においても万博に併せ世界の学識者を招致し、大学自体がある種パビリオンとして内外にその研究や実績をアピールすることができる好機です。そして、そのような場でSDGsに資する学識者ならではの宣言や発表を世界に発信することで、人々の記憶に刻まれます。

地域や自治体の方へ

2025年の大阪・関西万博には外国人350万人を含む2800万人の来場が予想されています。このような人々を、万博会場のみならず関西各地・日本各地に案内・誘客し、地域毎のブランドやイベントの良さを感じていただき、世界に地域をアピールする絶好のチャンスです。

例えば、地方都市においても、単に来訪者を待つだけでなく、その街の特徴を活かしたイベントを積極的に開催することが期待されます。例えば、勇壮な祭りを持つ地域では、世界の勇壮な祭りの地域を招聘し、「世界勇壮祭りサミット」を開催するなど、地域の特性を活かしたアクションが考えられます。



万博はいつの時代にも夢と感動を与えてくれる場です。個人や法人など様々な主体がこの万博という世紀の希有な特異点をめがけ、特に若い感性を最大限に活かしつつ、それぞれの立場でできる新たな取組を始めるチャンスです。

現時点では新型コロナウイルスの影響で様々な活動を制限せざるを得ませんが、このような時こそ真価を発揮するVRやARなどのIT技術などを駆使しつつ、是非ともこの苦難を乗り切り、その後の万博と万博を活用した地域プロジェクトで人類がパンデミックを克服し発展・調和する未来を世界に表現しようではありませんか。

掲載関連情報

団体名
公益社団法人2025年日本国際博覧会協会
所在地
大阪市住之江区南港北1丁目14-16(大阪府咲洲庁舎43階)
電話番号
06-6625-8651

関連リンク

2025NEXT関西企画室 万博活用地域活性化戦略(万博活用戦略)

このページに関するお問い合わせ先

近畿経済産業局 総務企画部 2025NEXT関西企画室

電話:06-6966-6003

他の記事を読む