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支援プラットフォーム「未来企業サロン」の取組について
未来企業のニーズに対応した個別課題支援、協働促進支援
担当課室:地域開発室

最終更新日:令和4年7月1日

経済産業省では、地域経済の稼ぐ力を高めていくために、地域未来投資促進法の推進や地域未来牽引企業(以下、「未来企業」という)の選定・支援により、地域の未来投資を促進しています。
 今回、当局独自の支援プラットフォーム「未来企業サロン」についてご紹介します。

「未来企業サロン」とは?

経済産業省では地域経済への影響力が大きく、成長性が見込まれ、地域経済の中心的な担い手となりうる企業を未来企業として選定・公表しています。
 当局では未来企業の成長や事業拡大を積極的に支援するため、独自の支援プラットフォームとして、2020年度に「未来企業サロン」を立ち上げました。「未来企業サロン」では、(1)情報提供、(2)課題・テーマ別セミナーの開催、(3)協働促進の場の提供、(4)ハンズオン支援等の事業を通じて、未来企業の支援を行っています。


未来企業サロン概要図

【未来企業サロン概要図】

「未来企業サロン」での支援内容

1)未来企業による協働促進

未来企業によるイノベーションや協働による新たな事業の創出を促すため、「ピッチ&交流会」と「ワイガヤ会議」を実施しています。
  令和元年度から実施している「ピッチ&交流会」では、参加企業の強みと課題を分析し、その分析結果をもとに意見交換を行うことで、オープンイノベーションによる新たな事業等の創出を促進しています。
  また、今年度から新たに実施している「ワイガヤ会議」では、共通のテーマについて議論する場を設けるとともに、参加企業による協働の事業へとつながるよう勉強会開催等の事後フォローアップを行っています。


<主な取組>

a)異業種連携によるオープンイノベーションを促進する「ピッチ&交流会」

未来企業の経営者層を対象に、参加企業の強みと経営課題を明確化し、分析結果を踏まえて交流を行うことで、未来企業の異業種等の連携を図り、経営課題解決につながるネットワークの形成や協働を促進しています。また、産業支援機関も参加することで、支援に繋げています。これまでの参加企業からは「自社の現状認識ができた」、「ネットワークが構築できた」、「協働に繋がった」、「支援機関の具体的な支援を受けることができた」という声をいただいています。
今年度は10月以降に2回程度の開催を予定しています。

【協働事例】

<(株)FM802×(株)フィールトラスト> オンラインイベントにおける即時翻訳システムの構築

FM802が毎年実施するアートフェア「UNKNOWN ASIA」(アジア中心に10カ国以上のアーティストが参加)がコロナ禍の影響により2020年はオンライン開催になりました。
 多言語による交渉をタイムリーに意思疎通できるよう、フィールトラストの技術でオープンソースのプログラムを再構築し、テキストベースの即時翻訳システムを短期間・低コストで実現しました。


<(株)アオキ×近江ユニキャリア販売(株)> 光触媒除菌・脱臭機の販路拡大

カルテックが製造する「光触媒除菌・脱臭機」をアオキが卸販売で代理店として近江ユニキャリア販売の販売網で展開しました。新たな販路を獲得したことで、売り上げ増につながっています。(2021年から78台、約250万円の売上)

「ピッチ&交流会」の様子
「ピッチ&交流会」の様子

【「ピッチ&交流会」の様子】

b)未来企業のネットワークづくりを支援する「ワイガヤ会議」

ワイガヤ会議は、毎回一つのテーマを決め、参加者が先進的な事例を参考に “ワイワイガヤガヤ”と議論いただくことを通じて、参加企業の協働による事業の創出や未来企業同士のネットワーク形成を図るための新たな取組です。また、本会議を通して、参加者から協働に向けた検討を続けたいという意向があれば、勉強会を開催し、協働による新たな事業につながるようフォローアップを行います。
 初となるワイガヤ会議は「地域経済貢献」をテーマに4月に開催しました。先進的な取組事例を2社からご発表いただき、その後のディスカッションでは率直で熱のこもった意見交換が行われました。
 参加者からは「自社が目指している企業像をすでに達成している企業と出会えたことはとても貴重だった」、「地域貢献を再考するきっかけになった」、「これまで関係が遠かった方とFacebookで気軽に交流できるようになった」と参加者全員から「大変役に立った」、「役に立った」とご評価いただいています。また、この会派生の勉強会を今後、開催する予定です。
 次回は、「多様な人材が活躍できる職場づくり」をテーマとして7月4日に開催します。また、これまでのサロン事業は主に大阪での開催でしたが、ワイガヤ会議では、これ以外での地域でも順次開催します。第一弾は7月26日に和歌山で開催しますので、近郊の未来企業におかれましては是非ご参加ください。


2)ハンズオンによる課題解決支援

近年、経営環境の変化は速まっており、変化に応じて柔軟かつ速やかに対応することが経営者に求められています。当局では未来企業が抱える多様な課題解決の一助とするため、昨年度から専門家の活用など局内外の支援メニューを活用した個別支援に取り組んでいます。
 昨年度は「DXの推進」、「イノベーションの創出」、「デザイン経営の導入」、「海外展開」のテーマを設定しての取組でしたが、今年度は、中小企業基盤整備機構近畿本部、工業所有権情報・研修館近畿統括本部(INPIT-KANSAI)との合同支援チームを構築し、経営環境の変化に対応した経営戦略の見直し、事業再構築、知財戦略の策定等、様々な課題に対するハンズオン支援を実施する予定です。


3)課題・テーマ別セミナー(未来企業サロンセミナー)の開催

未来企業等を対象に、当局からの施策情報に加え、さまざまな機関との連携により経営に有益なテーマをわかりやすく解説するセミナーを開催しています。「デザイン経営セミナー」、「サイバーセキュリティセミナー」や中小企業基盤整備機構近畿本部との連携による「経営者ウェビナー」等、これまでに全16回のセミナーを開催し、延べ約300名にご参加いただきました。
 今年度はINPIT-KANSAIとの連携による知財ワークショップを皮切りに、大阪大学との連携によるSDGsセミナーを開催しました。今後は、2025年日本国際博覧会協会のご協力により7月11日に開催する万博セミナー、中小企業基盤整備機構近畿本部との連携による経営者セミナー等、年間で15回程度開催する予定ですので、是非ご活用ください。


4)タイムリーな施策情報提供、個別相談対応

国の各種支援施策やイベント等、未来企業の皆様に役立つ情報をタイムリーにお届けできるよう、メールマガジンやホームページを通じてご案内しています。加えて、未来企業サロンとして2021年12月からFacebookグループを開設し、有益な情報を発信しています。この機会に是非ご登録ください。
 また、未来企業からの相談やお問合せに一元的に対応するため、都道府県ごとに「地域未来コンシェルジュ」を配置し、個別の支援制度の紹介や、補助金等の各種申請書類のブラッシュアップ、関係窓口の紹介等、個々の未来企業が抱える課題やニーズに沿った対応を行っています。


未来企業サロンFacebookページのご案内

【未来企業サロンFacebookページのご案内】

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このページに関するお問い合わせ先

近畿経済産業局 地域経済部 地域開発室

電話:06-6966-6012

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