トップページ > 施策のご案内 > ライフサイエンス・ヘルスケア関連産業 > 再生医療分野 > 再生医療関連イベント・セミナー > 関西再生医療産業コンソーシアム ライブセッション in 再生医療(全4回)を開催します
最終更新日:令和7年7月29日
関西再生医療産業コンソーシアム(KRIC) では、KRIC登録企業とアカデミアが連携し、マッチングの創出を目指すプログラムに取り組んでいます。本イベントでは先生方から研究概要から課題感についてのご講演をいただき、産学連携によるマッチングを目指します。
第1回目のシンポジウムでは、田畑先生からのご講演のほか、第2回以降にご登壇の各先生の研究概要をご紹介いただき、パネルディスカッションを実施いたします。第2回以降は個別セッションとして、各先生方よりそれぞれ詳細な研究内容及び課題についてご発表いただきます。本イベントでは、講演を聞くだけでなく、少人数制だからできる活発な質疑や講師とのディスカッションを通じ、より深い理解を得ると共に、事業展開のヒントを掴んでいただくことを狙いとしております。
新たなビジネスチャンスを発掘する場として、是非ご参加下さい。
各回の開催日、登壇者、テーマは下表のとおりです。講演概要については各回詳細よりご確認ください。
開催回 | 開催日 | 登壇者 | テーマ | 各回詳細 |
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第1回 | 令和7年9月9日(火) 14:00~16:30 |
■講師・ファシリテーター ・京都大学大学院医学研究科 形成外科学 特任教授 「細胞バイオテクノロジー」田畑グループ 京都大学名誉教授 田畑 泰彦 氏 ■講師・パネリスト ※ご登壇順 ・横浜国立大学大学院工学研究院 機能の創生部門 教授 神奈川県産業技術総合研究所(KISTEC)グループリーダー 福田 淳二 氏 ・東北大学 大学院薬学研究科 薬物送達学分野 教授 秋田 英万 氏 |
シンポジウム「ますます広がる再生医療分野のための細胞バイオテクノロジーを考える」 | 第1回詳細 |
第2回 | 令和7年10月28日(火) 14:00~16:30 |
■講師 ・横浜国立大学大学院工学研究院 機能の創生部門 教授 神奈川県産業技術総合研究所(KISTEC)グループリーダー 福田 淳二 氏 ■ファシリテーター ・京都大学大学院医学研究科 形成外科学 特任教授 「細胞バイオテクノロジー」田畑グループ 京都大学名誉教授 田畑 泰彦 氏 |
個別セッション「毛髪の再生医療」 | 第2回詳細 |
第3回 | 令和7年11月25日(火) 14:00~16:30 |
■講師 ・東北大学 大学院薬学研究科 薬物送達学分野 教授 秋田 英万 氏 ■ファシリテーター ・京都大学大学院医学研究科 形成外科学 特任教授 「細胞バイオテクノロジー」田畑グループ 京都大学名誉教授 田畑 泰彦 氏 |
個別セッション「核酸・mRNA送達技術としての細胞内環境応答・分解性LNP材料(ssPalm)の開発」 | 第3回詳細 |
第4回 | 令和8年1月13日(火) 14:00~16:30 |
■講師 ・大阪大学大学院歯学研究科 歯科生体材料学講座 教授 今里 聡 氏 ■ファシリテーター ・京都大学大学院医学研究科 形成外科学 特任教授 「細胞バイオテクノロジー」田畑グループ 京都大学名誉教授 田畑 泰彦 氏 |
個別セッション「歯科医療における抗菌技術の重要性~成功のカギは感染制御~」 | 第4回詳細 |
再生医療分野の研究に関心のある企業、産学連携を希望する企業 等
各回35名程度 ※定員を超えた場合は主催側で調整することがあります。
近畿経済産業局 関西再生医療産業コンソーシアム(KRIC)
公益財団法人新産業創造研究機構(NIRO)
大阪商工会議所 次世代医療システム産業化フォーラム(再生医療等分科会)
無料
再生医療の基本アイデアは、細胞の増殖分化機能を促し自然治癒力を高めることである。そのため、この細胞機能を何らかの方法で高めることが再生医療分野では重要となる。現実的な一つの方法は、これまで、細胞以外を対象として発展してきたバイオテクノロジーと周辺テクノロジーを利活用することである。本ライブセッションでは、「細胞のためのバイオテクノロジー」がフォーカスされるであろう研究領域や今後の方向性について、新しい観点も交えて議論する。
令和7年9月9日(火) 14:00~16:30(13:30~ 受付開始)
京都大学医生物学研究所 会議室
京都市左京区聖護院川原町53 南部総合研究1号館1階
(1)開催趣旨説明・講演(40分・現地登壇)
(2)登壇者 研究内容紹介(各15分・オンライン登壇)
(3)パネルディスカッション(60分程度・ハイブリッドでのディスカッション)
毛髪再生医療では、毛包を構成する細胞を培養プロセスによって増殖させるため、毛髪本数の増加が期待でき、実現すれば画期的な脱毛症治療法となる。毛包は、大きく分けて2種類の細胞集団、上皮系細胞(毛包上皮幹細胞など)と間葉系細胞(毛乳頭細胞など)から成り立っている。上皮系細胞は角化して毛髪になり、間葉系の毛乳頭細胞は毛包形成プロセスの司令塔としての役割を担っている。我々は毛髪再生医療を実現するため、1)毛乳頭細胞の重層化増殖培養技術、2)毛包原基様の移植組織の作製技術、3)生体外で高効率の発毛が可能な毛包オルガノイド培養技術、という主に3つの技術を開発してきた。本講演では、これらの細胞培養技術と臨床応用へ向けた現状と課題について簡単に紹介する。
令和7年10月28日(火) 14:00~16:30(13:30~ 受付開始)
京都大学医生物学研究所 会議室
京都市左京区聖護院川原町53 南部総合研究1号館1階
横浜国立大学大学院工学研究院 機能の創生部門 教授
神奈川県産業技術総合研究所(KISTEC)グループリーダー 福田 淳二 氏
京都大学大学院医学研究科 形成外科学 特任教授 「細胞バイオテクノロジー」田畑グループ 京都大学名誉教授 田畑 泰彦 氏
個々の患者レベルでゲノム情報解析し、治療や投薬プロトコルに生かす『個別化医療』の概念が急速に広がりつつある。特定の遺伝子を標的細胞に移入する遺伝子治療や、特定の遺伝子発現を抑制する核酸治療は、個別化医療や癌治療、さらには自己免疫疾患治療などを実現するための有力な技術になると期待される。
本発表では、これらの核酸・mRNA創薬を実現する脂質ナノ粒子(LNP)を構成する環境応答性脂質様材料として開発したSS-cleavable and pH-activated lipid-like material(ssPalm)について紹介する。特に、脂質材料の足場や、それらと組み合わせる脂質を変更することによる生体免疫制御やそれに基づくワクチン開発、さらにはRNA創剤を加速するために利便性を追求した製剤開発についても紹介したい。
令和7年11月25日(火) 14:00~16:30(13:30~ 受付開始)
京都大学医生物学研究所 会議室
京都市左京区聖護院川原町53 南部総合研究1号館1階
東北大学 大学院薬学研究科 薬物送達学分野 教授 秋田 英万 氏
京都大学大学院医学研究科 形成外科学 特任教授 「細胞バイオテクノロジー」田畑グループ 京都大学名誉教授 田畑 泰彦 氏
歯周病や顎骨欠損など限られた治療対象ではあるものの、歯科領域においても再生医療がある程度日常的に行われている。ただし、口の中は、800種類以上の細菌が多数存在する特殊な環境であるため、再生医療に限らず、歯科治療を成功させるためには感染制御が最も重要になると言っても過言ではない。演者は、歯科材料・生体材料研究者として、これまで世界初の歯科用抗菌性接着材や、感染制御に有利な二層性吸収性メンブレンなどの開発・実用化を行ってきた。本講演では、演者らのこれまでの研究例等を紹介しつつ、歯科医療全般における抗菌技術の重要性について解説したい。
令和8年1月13日(火) 14:00~16:30(13:30~ 受付開始)
京都大学医生物学研究所 会議室
京都市左京区聖護院川原町53 南部総合研究1号館1階
大阪大学大学院歯学研究科 歯科生体材料学講座 教授 今里 聡 氏
京都大学大学院医学研究科 形成外科学 特任教授 「細胞バイオテクノロジー」田畑グループ 京都大学名誉教授 田畑 泰彦 氏
こちらの申込フォームよりお申込みください。
※本フォームで一括して、全4回分の参加申込を受付しています。(各回の申込期限は開催3日前)
近畿経済産業局 地域経済部 バイオ・医療機器技術振興課
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