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永平寺町MaaSモデル“近助タクシー”を福井県内・全国へ
~ホッとする地域支えあい交通 ホットな科学的知見に基づく安全性をパッケージ化~

最終更新日:令和4年1月12日

 永平寺町では、自家用有償旅客運送によるデマンド型乗合タクシー「近助タクシー」を実用化してから2年目です。今年度は、他地域でも実用化できるよう、「近助タクシー」の脆弱性の洗い出しを行い、安全対策を組み込みパッケージ化の構築に取り組んでいます。
 他地域への拡大の第一歩として、近畿経済産業局では福井県、永平寺町と共同で、福井県内自治体向けに近助タクシーのノウハウを共有する研修会を令和4年1月18日に開催します。

永平寺町MaaS”近助タクシー”について

 永平寺町では、高齢者の移動課題解決を目的に、永平寺町MaaSとしてデマンド型交通「近助タクシー」を導入し、令和2年10月から実用化を開始しており、利用者数も増加しています。

近助タクシーの仕組み

近助タクシーの運用

近助タクシーの運行実績

近助タクシーの運行実績

 近助タクシーは、高齢者の外出促進や、近所同士の交流が活発になる等の利点があります。一方、地域住民自らが運転することで、安全基準や運行ルールが曖昧になりがちな部分があります。
 そのため今年度は、「地域新MaaS創出推進事業」を活用し、近助タクシーの運行の脆弱性を洗い出し、科学的な安全対策を組み込んだ、他地域でも実用化が可能なパッケージモデルの構築に取り組んでいます。

今年度の「地域新MaaS創出推進事業」内容

今年度の「地域新MaaS創出推進事業」内容

 パッケージモデルは、「ドライバ基準、運行管理基準、車両機能基準、保険」の4点セットによって、他地域でも安全性を担保した上で自家用有償旅客運送を実用化できるように、汎用可能なものを構築する予定です。例えば、「ドライバ基準」とは、ドライブシミュレータ等を使い、ドライバースキルを客観的指標で表せられるようにします。

近助タクシー研修会の開催

 福井県の自治体担当者向けに、地域活性化と安全性を兼ね備えた永平寺町MaaSモデル“近助タクシー”のノウハウを共有する研修を行います。
 本研修では、座学だけでなく、データ取得を行う「ドライブシミュレータ」の実演を行い、永平寺町MaaSモデルを、福井県内・全国に向け、発信していきます。※フルオープンで取材いただくことが可能です。

日時:令和4年1月18日(火)13:30-15:30
場所:福井県永平寺町四季の森複合施設旧傘松閣(福井県吉田郡永平寺町山9号1番地2)
研修対象者:福井県内自治体
取材申し込み先:seisaku@town.eiheiji.fukui.jpに「ご所属、お名前、人数、ご連絡先」をご連絡ください。
申し込み期限:令和4年1月17日(月)17:00まで

※新型コロナウイルス感染症拡大の状況によっては、イベント開催形態、内容を変更する可能性があります。

「近助タクシー研修会」のプログラム
~自家用有償旅客運送におけるデマンド型乗合タクシーについての研修~

1.あいさつ

13:30-13:40 永平寺町長 河合 永充
        近畿経済産業局 地域経済部 次世代産業・情報政策課 課長補佐 田中 宏明

2.研修内容

13:40-13:55 自家用有償旅客運送の利用について
        福井大学大学院 教授 川本 義海

13:55-14:05 永平寺町MaaSプロジェクトについて
        永平寺町総合政策課 主査 山村 徹

14:05-14:10 損害保険ジャパンの取組みについて
        損害保険ジャパン(株) 福井支店支店長 竹生 知子

14:10-14:30 スマイリングロード、アクセスチェッカー紹介
        SOMPOリスクマネジメント(株) 特命部長 竹村 公一

14:30-15:25 ドライブシミュレータ説明、見学、体験会
        損害保険ジャパン(株) 福井支店 支社長代理 田中 さや果

3.閉会あいさつ

15:25-15:30 福井県交通まちづくり課 課長 堤 宗和

参考

報道発表資料:2022年1月12日別紙(地域新MaaS推進創出事業採択地域)

このページに関するお問い合わせ先

近畿経済産業局 地域経済部 次世代産業・情報政策課
住所:〒540-8535 大阪市中央区大手前1-5-44
電話番号:06-6966-6008
FAX番号:06-6966-6097