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地域ブランド・地域団体商標

最終更新日:令和7年2月5日

地域団体商標は、幅広いジャンルの地域ブランドを登録することができます

 近年、特色ある地域づくりの一環として、地域の特産品等を他の地域のものと差別化を図るための地域ブランド作りが全国的に盛んになっています。 このような地域ブランド化の取組では、地域の特産品にその産地の地域名を付す等、地域名と商品名からなる商標が数多く用いられています。 しかしながら、従来の商標法では、このような地域名と商品名からなる商標は、商標としての識別力を有しない、特定の者の独占になじまない等の理由により、図形と組み合わされた場合や全国的な知名度を獲得した場合を除き、商標登録を受けることはできませんでした。
  このような地域名と商品名からなる商標が、地域ブランド育成の早い段階で商標登録を受けられるようにするため、平成17年の通常国会で「商標法の一部を改正する法律」が成立し、平成18年4月1日に同法が施行され、地域団体商標制度がスタートしました。

 近畿地域2府5県(福井、滋賀、京都、大阪、兵庫、奈良、和歌山)では、2024年12月末時点現在において、167件の地域ブランドが登録査定を受け、全国の約21.4%を占めています。

◆特許庁ホームページ → 「地域団体商標制度」

令和6年度地域団体商標等を活用したブランディング支援事業

 地域団体商標等の知的財産を活用したブランドの形成や発展に意欲的な団体等を対象に、検討会議を通じて課題に応じた地域ブランドの戦略策定と地域活性化の取組を後押しする支援を行います。

「2024年度地域団体商標等を活用したブランディング支援事業 成果発表会」を2月26日(水)開催します  NEW

 近畿に存在する地域資源(農林水産品、産地の技術、観光地等)には、ブランドとして広く知られているものもありますが、地域内でとどまっているものも数多く存在します。それらの地域資源を広く認知されるブランドとしていくため、地域団体商標や地理的表示等の活用とともに、組織力強化やブランドの価値を高める仕組みが重要です。
 近畿経済産業局では、更なるブランド発展に意欲的な2団体を対象に、デザイン経営の手法を活用したディスカッション等を通じて、各地域ブランドの課題に応じた戦略策定を後押しする支援を行いました。
これらの成果を発表し、価値向上のヒントを共有いたします。

地域資源をブランドに変える!~未来を拓くブランディング戦略~
「地域団体商標等を活用したブランディング支援事業 成果発表会 」

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2024年度 成果発表会チラシ

日  時:2025年2月26日(水)13:30~16:00
会  場:ホテルマイステイズ 新大阪コンファレンスセンター 4階 中会議室
    (大阪市淀川区西中島6-2-19)
     地下鉄御堂筋線「新大阪」駅7番出口より徒歩5分
参加形式:定員40名/オンライン(参加費:無料)
対 象 者:商工関係団体、事業協同組合、地域ブランドの形成や発展を図ろうとする団体・企業、自治体の皆様

プログラム:
  13:30 開会
  13:35 事業についての説明
  13:50 事例発表1(西脇・多可「播州織」連携会議)
  14:20 事例発表2(奈良県酒造組合)
  14:50 休憩
  15:00 クロストーク「地域ブランドの未来を語る」
     (事例発表者・支援者によるトークセッション)
  15:50 閉会

登壇団体:
 西脇・多可「播州織」連携会議、奈良県酒造組合

支 援 者:株式会社SASI
 代表取締役 近藤清人 氏
 専門家 田中裕一 氏
 播州織支援リーダー 中町勇輝 氏
 奈良酒支援リーダー 古澤敦貴 氏

講   師:株式会社ミーティング
 代表取締役 三村恵三 氏

お申込み・詳細はこちら

支援先団体の公募について ※終了しました

令和6年度地域団体商標等を活用したブランディング支援事業の公募を開始します! (応募申込書:8月20日(火)正午締切り)

過去の支援事例 

令和5年度地域団体商標を活用したブランディング支援事業

支援の内容

 本事業により、兵庫県洲本市の「淡路島手延べそうめん」(申請者:一般社団法人淡路島観光協会)と兵庫県尼崎市の「田能の里芋」(申請者:園北ファーム)の地域ブランド力向上に向けたアクションプランの策定を支援いたしました。


令和2年度地域ブランディング実践支援事業
~地域ブランドのブランド力向上に向けたアクションプランを策定しました~

事業内容

 令和2年度は、地域団体商標の登録商品・サービスやこれから地域団体商標の取得を目指す特産品等を対象に、地域ブランド力向上のためのアクションプランづくりを支援いたしました。アクションプランの検討過程においては、当局が昨年度取りまとめた地域ブランディングの手引書「地域発!みんなが集うブランドづくり~3つのゴールと10の手法の提案~」を活用し、モデルケースとなる効果的な地域ブランド化手法の確立を目指しました。

支援の内容

 本事業により、兵庫県丹波篠山市の「丹波篠山茶」(申請者:JA丹波ささやま)と奈良県広陵町の「広陵くつした」(申請者:広陵町商工会)の地域ブランド力向上に向けたアクションプランの策定を支援いたしました。

地域ブランド・地域団体商標にかかる活用事例・取組

「地域団体商標がつなぐ新たな縁 ~(指宿鰹節 × 三木金物) のコラボ商品誕生~」について

 近畿経済産業局は、九州経済産業局と連携し、それぞれ突き抜けた強みを持ち、「三木金物」と「指宿鰹節」の地域団体商標を所有する遠く離れた事業者同士のコラボレーションを実現し、特許庁、兵庫県三木市、鹿児島県指宿市とともに記者発表しました。
 今後も、地域団体商標の活用促進や、地域の強みを活かした連携による地域産業の活性化につながる取組を応援していきます。

記者発表資料

 2023年4月14日プレス資料

みんなが集うブランドづくり ~3つのゴールと10の手法の提案~ 

 地域のブランドの育成を通じて地方創生を推進するため、近畿地域の地域ブランドの先行事例を調査研究し、地域の皆さんが地域ブランドづくりに取り組まれる際に参考となる内容を冊子に取りまとめました。
地域ブランドづくりを「ファンづくり」ととらえ、「モノのファン」「地域のファン」「地域内のファン」の3つのファンのどれを重視するのかのゴールを決めて、そのための地域ブランドづくりの骨格を考え、それを基に基本構想書を作り、ゴールに合った手法を選択するという一連のプロセスを明らかにしています。また、これらのことを考えていくためのワークシート例等も提示しています。地域ブランドづくりを考える際に、ぜひお役立てください。

「地域団体商標ガイドブック」について 

 特許庁は、地域団体商標制度を活用して地域ブランド振興に成功した事例や、制度の概要を紹介する「地域団体商標ガイドブック」を発行しました。
 近畿経済産業局管内では、福井県「越前・若狭の地酒」、兵庫県「淡路島3年とらふぐ」が掲載されています。

◆特許庁ホームページ → 「地域団体商標ガイドブック~地域ブランド10の成功物語~」

「地域ブランド総選挙」について

「地域ブランド総選挙」は、地元の学生が地域団体商標権者等への取材を通じて知り得た地域ブランドの商品やサービスの魅力をSNS(Instagram®)上で発信するとともに、今後の新商品や新ビジネスのアイデア、PR方策等を競い合うコンテストです。
学生と地域ブランドとのコラボレーションにより地域ブランドの魅力をPRする機会を創出することで、一般消費者及び地域団体商標の取得を検討している団体への制度普及、並びに、地域団体商標の更なる活用促進を図るとともに、地域団体商標の活用を通じた地域経済の持続的な活性化に繋がることが期待されます。

2017年度の「九州地域ブランド総選挙」、2018年度の「東海・北陸地域ブランド総選挙」、2019年度の「東北地域ブランド総選挙」に引き続き、2020年度は対象地域を全国に拡大した「全国地域ブランド総選挙」が開催され、近畿地域からは、武庫川女子大学生活環境学部「チーム・尼崎あんかけチャンポン」が決勝に進み、優秀発信賞・インスタ賞・PR動画賞を受賞しました。

◆特許庁ホームページ → 「地域ブランド総選挙」 「全国地域ブランド総選挙」最優秀賞、各賞を決定しました(令和3年2月10日)」

このページに関するお問い合わせ先

近畿経済産業局 地域経済部 産業技術課 知的財産室
住所:〒540-8535 大阪市中央区大手前1-5-44
電話番号:06-6966-6016
FAX番号:06-6966-6064
メールアドレス:bzl-kin-chizaihonbu[at]meti.go.jp([at]を@に置き換えてください)