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asap Lange Japan株式会社

最終更新日:令和7年4月7日

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会社概要

asap Lange Japan株式会社 ロゴ

親会社所在地:中国
設立:2023年
所在地:神戸市中央区播磨町49番地 神戸旧居留地平和ビル7階
事業内容:医療用内視鏡及び外科用手術機器の輸入販売
ホームページLange MedTech

インタビュー

asap Lange Japan株式会社は、2023年9月に、中国の医療機器メーカーであるLange MedTech社(以下Lange社)(※1)の、グループ1社目の海外支社として設立されました。

(※1)Lange社・・・2022年12月にドイツの内視鏡メーカーasap endoscopic products社(以下asap社)を買収し、内視鏡下治療の分野に事業を拡大。

同社は中国・ドイツで製造された医療用内視鏡及び外科用手術機器の日本における輸入販売拠点であり、薬事承認等を取得後、順次製品の販売を開始しています。

今回は、関西の進出経緯や関西の魅力、進出時に活用した公的サポート、これから進出を考えている企業へのメッセージについて、同社の代表取締役社長である太田昇氏にお話を伺いました。

関西への進出経緯

asap Germany社屋と製品

日本への進出にあたり、Lange本社には「なぜ東京ではなく神戸に拠点を設けるのか」と当然ながら疑問を持つ人が多くいました。そのような状況でも関西、とりわけ神戸に進出を決めた理由は、2つあります。

1つめは、神戸ポートアイランドの医療産業クラスター「神戸医療産業都市」の存在です。そこに支援者がいる、ということはもちろんのこと、クラスター内で医療機器の実証や薬機法下における製品の導入に関する相談やコンサルティングといったサービスが提供されているということは当社にとって大きなメリットでした。

2つめは、JETRO神戸による充実したサポートとワンストップ機能です。JETRO神戸に進出についての相談をしたところ、自治体はじめ必要な手続きのサポート機関へとシームレスに繋いでもらうことができ、スムーズにビジネスを始めやすい環境にあると考えました。

神戸の魅力

Lange Medtech社の主力製品

神戸には当社のように輸入販売を行う業種にとってはとても魅力的な地域です。大きな港があるため物流環境が整っており、さらに、来年には神戸空港の国際便就航が予定されており、今後に期待が持てる地域でもあります。

また、家賃などコスト全般が安価ということも魅力だと思います。特に家賃は東京の一等地と比べて約3~4割は安いため、初期投資が安価で黒字化を早めることができ、ビジネスを続けやすい環境であると感じています。

進出時に活用した公的サポート

ジェトロ神戸のワンストップサービスを活用し、多方面の公的サポートを受け、日本でのビジネスをスタートしました。

JETRO神戸(※2):英語および中国語対応が可能な士業、その他協力企業の紹介
(※2)サポート詳細については、JETROのサイトをご確認ください。
ひょうご・神戸投資サポートセンター:オフィスの紹介
兵庫県:賃料補助(※3)
神戸市:銀行の紹介、賃料補助(※3)
(※3)兵庫県と神戸市が各々25%ずつ補助

特に、銀行口座開設や士業との契約など必要な手続きを早期に完了させることができたのは、公的機関のサポートがあったからだと思っています。

これから進出を考えている企業へのメッセージ

代表取締役社長 太田昇 氏
代表取締役社長 太田昇 氏

神戸は、これから日本市場に参入を考えている企業にふさわしい地域だと思います。風土も法律も違う中、環境整備がされ受入体制が整っていることは、進出する際にとても心強いものです。

また、仕事以外の生活という観点から見ても、どこへ行くにも利便性が高い上に自然もたくさんあるため、充実した生活を送ることができると思います。
さらに、阪神・淡路大震災を経験した神戸は、災害への対策がとられた防災力の高い地域でしょう。

このページに関するお問い合わせ先

近畿経済産業局 国際部 投資交流促進課
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