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最終更新日:令和7年4月7日
親会社所在地:オーストラリア
設立:2024年
所在地:大阪市西区江戸堀 1-6-13 肥後橋堀田ビル102
事業内容:オーダーメイドインソールの提供サービス
ホームページ:DOLA株式会社
DOLAは、2000年、足病医のClaire Nichols氏とLuke Sinclair氏によってオーストラリアのゴールドコーストで設立され、カスタムメイドのインソールソリューションや医療機関向けの教育プログラムを提供しています。
さらに2024年には、その理念を日本に広めるためにDaniel Wiendl氏がDOLA株式会社が設立されました。DOLAの創設者に加え、ドイツとオーストラリアで豊富な経験を持つ国際的な足病医の専門家チームが揃い、インソール分野における専門知識を日本市場に提供することを目指しています。
同社のCEOの一人である島村氏と北川氏にお話を伺いました。お二人は、ドイツでの国際的な専門知識と、日本での長年の教育経験を持つ、日本の足病医学のエキスパートです。
オーストラリアでは、足病医は「フットドクター」として認識されており、足や膝、股関節などの不調や運動機能に関連する問題について、最初に相談されます。
一方、日本では整形外科医にかかるのが一般的で、痛みが強くなるまで受診をためらい、軽い足の痛みや疲れは抱えながら生活しがちです。このような日本の傾向と現状に着目した当社CEOのDaniel
Wiendl氏が、インソールを使って人間が本来持つ足の機能を引き出すことでその悩みを気軽に解決するという、足病医学的なアプローチ手法を日本に根付かせたいと思ったことが当社の日本への進出理由です。
日本では未開拓の分野をターゲットにする先進的なビジネスを築く挑戦のため、土地勘があって、当社の顧客ターゲット層を特定しやすい地域から事業をスタートするのが賢明だと考え、CEOのWiendl氏が以前に住んでいた関西の地を選びました。
さらに、市場の大きさと顧客ターゲット層の分布の高さとを考慮し、最終的に進出先を大阪に決めました。
予想を超えるお客様に来店いただき、驚きと同時に、多くの日本人が足に悩みを抱えていることを改めて実感しました。トレーニングセミナーを開催するにも、西日本各地からアクセスが良い大阪は、集客しやすい場所だと感じています。
さらに、関西の人々は気さくで率直な意見を言う方が多いため、履き心地を確認しながらインソールを試してもらう際に、お客様とコミュニケーションが取りやすいことは大きな助けになっています。
関西国際空港の利便性も、関西の大きな強みです。オーストラリアと関空を結ぶ直行便が増え、関西との行き来がさらに便利になりました。
JETRO大阪(※):開業手続サポート(銀行口座開設、登記手続、物件紹介、PRサポート等)
(※)サポートの詳細については、JETROのサイトをご確認ください。
日本に進出する際、海外在住の外国人が直面する銀行口座の開設や法人登記手続きといった障壁については、オーストラリア人と日本人の双方がCEOという体制のおかげで比較的スムーズに進めることができましたが、それでも時間を要しました。同様に、不動産契約も高いハードルとなります。
そこで、当社はまずJETROのシドニー事務所に相談し、JETRO大阪からサポートを受けました。特に店舗物件探しの際には、当社の顧客ターゲット層を伝え、それを基に適切な物件を紹介してもらいました。
CEO Daniel Wiendl氏
進出予定地域の特性や人口構成、どのような属性の人々が多いのかといった情報は、海外に在住しているとなかなか入手しづらいものですが、ビジネスを成功させるためには欠かせない要素です。そのため、現地の情報に精通したサポート機関にアプローチし、こういった観点のアドバイスを受けることが重要です。
進出を検討している企業は、ぜひ積極的にサポート機関を活用し、成功への第一歩を踏み出してください。
近畿経済産業局 国際部 投資交流促進課
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