トップページ > 施策のご案内 > クリエイティブ産業支援(サービス・デザイン・コンテンツ等) > サービス業の生産性向上のための取組み > 旅館業の生産性向上実践的研究会
最終更新日:令和6年4月1日
サービス業の生産性向上を進めるために、IT導入は有効な手段の一つです。しかし、ITを導入すれば全ての課題が解決するわけではなく、生産性向上を実現するためには、業務効率化や顧客満足向上につながる業務改善の取組とともに、経営者・社員による様々な工夫が必要です。
また、インバウンド需要の高まりから、近畿地域への訪問者数は増加しており、宿泊ニーズも高まっています。しかし、産業全体に言えることですが、旅館業においても人手不足は深刻であり、高まる宿泊ニーズに対応するためには、旅館・ホテルの生産性向上が喫緊の課題となっています。
近畿経済産業局では、一般社団法人日本旅館協会関西支部連合会と連携し、旅館業の生産性向上を進めるため、旅館が抱える課題と解決するためのIT導入・現場改善の手法について、抽出・整理・実証を行うため、「旅館業の生産性向上実践的研究会」を平成30年度に立ち上げました。
本研究会では、近畿地域の旅館・ホテル、ITに詳しい専門家が参画し、旅館の課題解決のためのIT導入・現場改善の手法を検討し、具体的な成果の把握、効果の検証を行います。
近畿経済産業局は、一般社団法人日本旅館協会関西支部連合会と連携し、旅館業が抱える具体的な課題をITに詳しい専門家と連携して解決を図る「旅館業の生産性向上実践的研究会」を平成30年9月より実施しています。
具体的には、規模の異なる旅館5社が参画し、中小企業診断士やITコーディネータなどの専門家の協力を得ながら、旅館の課題解決のためのIT導入・現場改善の手法を検討し、具体的な成果の把握、効果の検証を行います。本研究会を通じて、旅館業の現場で生じる様々な課題とその対応方法や着眼点など、現時点での進捗を整理し、平成31年4月に中間報告を取りまとめました。
旅館業の生産性向上につながるIT導入のモデル事例の創出を目指して、令和元年度も引き続き研究会活動を進めます。
近畿経済産業局は、平成30年度、中小企業診断士やITコーディネータ等の専門家と連携し、大阪府内に立地する旅館「不死王閣」の協力を得て、IT導入にあわせた旅館業の現場改善について実証を行いました。具体的には、士業専門家が、IT導入とそれに伴う業務改善から、企業としての経営戦略・組織体制、マーケティング・営業活動まで、多岐にわたる分野の課題抽出と解決に向けた提案を行いました。
本実証事業を通じて、サービス事業者と専門家が連携して生産性向上に向けた課題解決に取り組む上での留意事項や、専門家側、サービス事業者側双方の気づきなどを整理し、取りまとめました。
士業専門家と連携した旅館業の現場改善・IT導入提案実証事業報告書(令和元年6月発表)
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