トップページ > 施策のご案内 > 製造産業 > 近畿地域における部素材産業支援事業 > 部素材産業-CNF(セルロースナノファイバー)実用化への取組み > 「第9回セルロースナノファイバー(CNF)活用セミナー~関西企業が語る、製品化のリアル~」を開催します
最終更新日:令和7年12月11日
CNF(セルロースナノファイバー)は、バイオ由来で軽量・高強度、さらに高弾性率や増粘性などを併せ持つ、環境負荷低減に貢献する次世代素材です。自動車や家電など幅広い分野で活用が期待され、すでに繊維や食品、日用品では製品への導入が進んでいます。
しかし、「どうやって製品化するのか?」は多くの企業にとって大きな課題です。
本セミナーでは、関西企業のリアルな製品化事例から、導入のヒントや成功のカギを探ります。環境配慮や他社製品との差別化に向け、CNFの新しい可能性を、是非見つけてください!
※各プログラムの詳細はページ下の「プログラム詳細」からご確認ください
◆セッション1:花王株式会社
2007年よりTEMPO酸化セルロースナノファイバーの応用研究をスタートしました。現在、CNF配合高機能樹脂「ルナフレックス」、CNF配合滑液コーティング剤「ルナフロー」の市場展開を進めています。これまでの社会実装に至るまでの取り組みについて紹介いたします。
◆セッション2:株式会社𠮷川国工業所
環境に優しい植物由来のセルロースファイバー(CNF・CMF)を汎用樹脂に独自配合した複合樹脂(Nacel®やNacel light)を使用しています。デザイン性に優れ、且つ資源循環に貢献、LCA評価もされたlike-it®商品への展開事例、また補助金を活用しながら業界でいち早く商品化に成功した事例を紹介いたします。
◆セッション2:株式会社上山製作所
プラスチックの環境問題が顕在化する中、私達がより良い生活を送るために欠かせないのがバイオプラスチックです。このコストが高く、取り扱いも難しい素材を、CNFで強化したCNF強化バイオポリエチレンを、なぜ選択し商品化したのか、今後の問題も含め事例紹介いたします。
◆セッション2:株式会社服部商店
非水系セルロースナノファイバー「セナフ®」の生産方法に関する技術的背景と、分散性および物性評価に基づく具体的なデータを紹介します。特に、非水系CNFの製造プロセスにおける特徴、分散性によって左右する要因、複合材料における粘度特性・熱特性の改善事例を取り上げ、応用可能性と開発上の課題についてお話しいたします。
近畿経済産業局 産業部 製造産業課
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