トップページ > 施策のご案内 > 製造産業 > 近畿地域における部素材産業支援事業 > 部素材産業-CNF(セルロースナノファイバー)実用化への取組み
最終更新日:令和5年3月17日
近畿経済産業局では、次世代のバイオマス素材として「未来投資戦略2018」にも位置づけられているセルロースナノファイバー(CNF)の実用化を図るため、(地独)京都市産業技術研究所との共同事務局のもと、平成26年12月から「部素材―CNF研究会」を運営し、関西に業界の拠点を有する不織布、プラスチック、ゴム関連企業等を中心に、CNFとの複合化による新素材開発を目的とした企業連携体の組成等の各種支援を行ってきました。
平成29年12月には、グローバル・ネットワーク協議会や全国のCNF支援組織等と連携・協力のもと、全国規模での常設的なマッチング事業が実施できるよう「新素材ーCNFナショナル・プラットフォーム」を立ち上げました。
令和3年度より「関西CNFプラットフォーム」を立ち上げ、これまでの知見やネットワークを活用し、各関係支援機関とよりいっそう連携を深めながら、CNFの社会実装の更なる加速化を目指しています。
※画像をクリックするとPDFファイルが開きます
◆ 次世代のバイオマス素材として、「未来投資戦略2018」に位置づけられている夢の新素材。
◆ 木材から化学的・機械的処理により取り出した直径数~数十ナノメートル(1ナノメートル=10億分の1メートル)の繊維状物質。
◆ 鋼鉄の5分の1の軽さで5倍以上の強度を持ち、熱による膨張・収縮が少なく、環境負荷の少ない植物由来の素材。
製造工程は、木材をチップ化・パルプ化するところまでは紙と同じ工程であり、パルプをナノ化するところに特徴があります。
高強度やガスバリア性、増粘性等、様々な特性を活かした製品開発がされています。
CNFの社会実装に向けた効率的な普及・促進を図るため、普及のためのセミナーの実施、施策の情報発信、関心企業に向けた個別の技術支援、企業マッチングの場の提供など事業段階に応じて、関係機関と連携した総合的支援を実施。
・事務局 (地独)京都市産業技術研究所、近畿経済産業局
・連携機関 バイオナノマテリアル共同研究拠点(京都大学)、産総研中国センター、ナノセルロースジャパン、NEDO、中小機構、業界団体ほか
※本事業の対象は原則、関西に拠点を置く企業・機関を想定しておりますが、これから関西でCNFの活用に取り組みたいと考えている企業・機関や万博に向けて関西CNFプラットフォームの「共創チャレンジ」に賛同いただける企業・機関は下記問い合わせ先までお気軽にご相談ください。
※本事業は、2025年大阪・関西万博の「共創チャレンジ」に登録しています。
詳しくは共創チャレンジWebサイトをご覧下さい。
<問合わせ先>
近畿経済産業局 産業部 製造産業課
TEL:06-6966-6022
Mail:bzl-kin-busozai@meti.go.jp
プロジェクトマネージャー、コーディネーターを中心とした活動
・個別企業訪問、有望企業発掘、企業連携体の組成支援
・研究開発課題に対する専門的なアドバイス
・製品開発等の技術支援
・「セルロースナノファイバー関連サンプル提供企業一覧」更新・公表(第15版 2023年2月1日公表)
・各地域の関係支援機関やCNF関連企業との勉強会(情報交換会)の開催
・ナノセルロースジャパン(NCJ)と連携した、製品開発企業と川上・川中企業とのマッチング支援
誰でもいつでもCNFの実用化に関する相談ができる専用の窓口を設置しております。
CNFに関心をお持ちになった企業や研究者におかれましては、是非お問い合わせ下さい!
★京都市産業技術研究所
TEL:075-326-6100
CNFお問い合わせフォーム cnf_npf@tc-kyoto.or.jp
・新素材CNF-ナショナルプラットフォーム事業
・部素材産業-CNF研究会事業
近畿経済産業局 産業部 製造産業課
住所:〒540-8535 大阪市中央区大手前1-5-44
電話番号:06-6966-6022
FAX番号:06-6966-6082