トップページ > 施策のご案内 > エネルギー > 近畿地域エネルギー・温暖化対策推進会議 > 活動状況 > 2050年を生きる世代の視点で書いたカーボンニュートラル実現に向けたアイデアカタログを公表しました
最終更新日:令和7年1月31日
近畿経済産業局と近畿地方環境事務所は、2050年のカーボンニュートラル実現に向けて、今後10年程度で取り組むべきことをまとめた「アイデアカタログ」を公表しました。
本アイデアカタログは昨年5月に設置した近畿地域エネルギー・温暖化対策推進会議 カーボンニュートラル実現に向けたフューチャーデザイン分科会において、フューチャーデザインの考え方を用いて議論し作成しました。
現在から未来を考える従来のものとは異なり、2050年に生きる世代(仮想将来世代)の視点に立って考えたものです。今後、カーボンニュートラルに関連する業務に従事する方々に広く周知し、活用を促していきます。
報道発表資料はこちら(令和7年1月20日発表)
報道発表資料(別添)はこちら(令和7年1月20日発表)
昨年5月に近畿地域エネルギー・温暖化対策推進会議 カーボンニュートラル実現に向けたフューチャーデザイン分科会(以下、「本分科会」という。)を設置。今般公表したアイデアカタログ(以下、「本カタログ」という。)の作成に向けて、国の行政機関、地方公共団体、支援機関や民間企業等の22機関が参加し、計3回開催、議論をいたしました。
各回、フューチャーデザイン(※)の考え方を用いたワークショップを実施。ワークショップでは参加者が2050年を生きる世代になりきり、仮想将来世代の視点で議論しました。
(※)フューチャーデザインとは
フューチャーデザインは、地球温暖化問題や社会保障の問題など、長期的な問題の解決にあたり、例えば、政策を検討する場に将来世代の代表者としての役割を持つ(仮想将来世代)を創出して、将来世代の視点から現在の政策を考察するなど、将来世代の利益を考慮した意思決定のための仕組み作りを実践し、今を生きる我々と将来世代の双方にとって最適な解決策を導こうとするもの。
これまでにも、岩手県矢巾町、京都府京都市、大阪府吹田市などで、まちづくり、カーボンニュートラルの政策づくりの場で実践されているほか、民間企業の研究開発分野にも活用されるなど、昨今、注目される政策手法です。
本カタログの内容について、本分科会の会長でフューチャーデザインの研究・実践において御活躍の原圭史郎 大阪大学大学院工学研究科教授からも現在から未来を描写する従来のアプローチからでは発想として生まれない、将来人ならではの考え方、提案も示されている、と御好評をいただいています。
本カタログは、将来人の視点ならではの考え方や提案を基にとりまとめており、また多様な主体のメンバーが共にアイデアを検討した、これまでに例がないものです。特に民間企業や地方公共団体等でカーボンニュートラルに関連する業務に従事する方々にとっての「ヒント」や「視点の変化」、「新しい気づき」などを提供し、それらを踏まえたカーボンニュートラ実現に向けたこれまでにない取組等が提案されることを目指しています。
特に民間企業や地方公共団体等でカーボンニュートラル関連の業務に従事する方々に本カタログを知ってもらい、更には活用してもらうための周知・広報に向けた取組を今後進める予定です。
近畿経済産業局 資源エネルギー環境部 エネルギー対策課
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