トップページ > 施策のご案内 > 環境・リサイクル > サーキュラーエコノミー(循環経済) > 「関西おもしろ企業事例集~企業訪問から見える新たな兆:KIZASHI~ Vol.13 プラスチック問題を解決する10の企業編」の公表について

「関西おもしろ企業事例集~企業訪問から見える新たな兆:KIZASHI~ Vol.13 プラスチック問題を解決する10の企業編」の公表について

最終更新日:令和6年4月25日

昨今、海洋プラスチックごみ問題、気候変動問題、海外での廃プラスチック輸入制限等により、国内でプラスチックの資源循環を一層促進する重要性が高まっています。 大阪は、海洋プラスチックごみによる新たな汚染を2050年までにゼロにすることを目指す「大阪ブルー・オーシャン・ビジョン」がG20大阪サミット(2019年)で共有された場所です。 加えて関西は、未来社会における環境エネルギーの姿も発信する「大阪・関西万博2025」が控えているなど、資源循環、カーボンニュートラルを主導していく地域と言えます。

また、2020年工業統計速報(2019年実績)によると、プラスチック製品製造業の出荷額が、大阪府は全国2位、滋賀県は同6位とプラスチック製品製造業が盛んです。 環境配慮への要請が高まる現在、リサイクル材の一層の活用や、生分解性プラスチック、バイオマスプラスチックへの転換を求められる企業も多いと考えられます。

一方、プラスチックを利用する企業の中には、リサイクル材やバイオマスプラスチック等を使いたいが、作っている企業を知らないという場合があります。

そこで、近畿経済産業局は、「プラスチック資源循環」をテーマに、プラスチックのリサイクルや、生分解性プラスチック、バイオマスプラスチックの素材開発等に取り組む10の関西企業を事例集「兆」に取り上げました。

今後、近畿経済産業局では、事例集で取り上げた企業を紹介するセミナーを開催する等により、プラスチック問題に取り組む企業とプラスチック利用企業とのマッチング支援、ひいてはリサイクル材やバイオマスプラスチック等の利用促進を図ってまいります。 本事例集が、関西で、環境配慮型製品の購買や、資源循環を前提とした製品づくり、さらには「企業よし、消費者よし、環境よし」の「三方よし」となるビジネスが進む一助となることを期待しています。

関西おもしろ企業事例集~企業訪問から見える新たな兆:KIZASHI~Vol.13 プラスチック問題を解決する10の企業編

関西おもしろ企業事例集~企業訪問から見える新たな兆:KIZASHI~Vol.13 プラスチック問題を解決する10の企業編(令和3年7月28日公表)

 

■公表事例(10件)
【リサイクル】
(1)AC Biode株式会社(京都府)ケミカルリサイクル技術で、CO2削減、環境問題解決
(2)株式会社近江物産(滋賀県)独自技術・ノウハウと設備で実現する「物性向上型リサイクル」
(3)笠井産業株式会社(大阪府)バージン材に負けない品質のものづくり 何度もリサイクルできる仕組み構築へ向けて
(4)川瀬産業株式会社(大阪府)顧客の声から、腐らず強い木材代替製品「RePlagi(リプラギ)®」誕生
(5)株式会社コテック(大阪府)世界のニーズに高品質と安定供給で応えるリサイクル・ポリカーボネートのトップランナー
(6)株式会社タイボー(和歌山県)動脈と静脈をつなぐ「心臓産業」として、製品に最適なリサイクル素材を提案

【バイオプラスチック】
(7)Bioworks株式会社(京都府)ポリ乳酸を製造しやすい素材に改質した「PlaX Fiber」でファッション産業に革命を
(8)株式会社𠮷川国工業所(奈良県)長年愛用してもらえるシンプルかつ機能的、デザイン性に優れたものづくりで世界を目指す

【リサイクル&バイオプラスチック】
(9)有限会社ウチダプラスチック(福井県)ペットボトルから鯖江の眼鏡に 海のペットボトルゴミも眼鏡にリサイクル

【軽量・バイオプラスチック】
(10)株式会社プラステコ(大阪府)サスティナブルな発泡プラスチック技術を武器にグローバル展開を目指す


このページに関するお問い合わせ先

近畿経済産業局 資源エネルギー環境部 環境・資源循環経済課 
住所:〒540-8535 大阪市中央区大手前1-5-44
電話番号:06-6966-6018
メールアドレス:bzl-kin-kankyo@meti.go.jp