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最終更新日:令和7年3月19日
急激な情勢変化や消費者ニーズの多様化などを受け、多様な価値が要求される中で、事業者には、実現したい将来の「あるべき姿」を目指し、共に価値を創造する(=「価値共創」)パートナーとともに、イノベーションを生み出す新しい形を作っていくことが期待されているものの、価値共創事業の実態が明らかになっている事例は多くありません。
そこで、近畿経済産業局では、様々な機関と連携し、「価値共創」から紡ぐイノベーションを創出すべく様々な取組を進めておりますので、以下、取組についてご紹介します。
<各種取組>
近年のオープンイノベーションイノベーションの潮流や知財マネジメントの重要性に関する情報等を共有するとともに、社会課題解決のためのイノベーション創出に向け、参加者の相互理解を深めることを目的としたイベントをはじめ、「価値共創」を促進するセミナーイベントを開催しています。
「DAYS」では、関西・共創の森の活動を中心に、社会課題の解決を目指す企業や大学・研究機関等の技術シーズ・ニーズの発表や交流を通して、
新たな出会いとそれぞれの取組の発展のきっかけとなる「出会いの場」の創出を目指します。なお、2024年度からはさらなる共創に向けた「2nd
DAYS」として取組を進化・継続しています。
これまでの取組については関西・共創の森「DAYS」のページをご参照ください。
また、「関西・共創の森」としての取組については「関西・共創の森」のページをご参照ください。
近畿経済産業局では、「地域一体型オープンファクトリー」という手法に着目し、地域の企業群が特定の目的を持って集うコミュニティが生み出すイノベーションについて、なぜイノベーションが生まれるのかといった『要素化』、どのエリアにどのような取組があり、どのようなキープレイヤー達が躍動しているのかを明らかにする『可視化』、そして各地が出会える場をフォーラム形式で創出し、登壇者のみならず参加者も巻き込んだ互いの触発を生み出す『活性化』に取り組んできました。
これまでの取組を通して、「地域一体型オープンファクトリー」が上述のオープンイノベーションを体現する実例と紹介する一方で、目指すべき「ソーシャル・グッド※1」は、「ものづくり」の観点に限らず、多様な観点が想定される。これは「地域の特性・個性を活かした多様性のある集団が群となってソーシャル・グッドに取り組むコミュニティ」がオープンイノベーションを体現するということであり、「地域一体型オープンファクトリー」の上位概念として、「Local X lab.」※2 という名称で提唱したところです。
※1.地球環境や地域コミュニティなどの「社会」に対して良いインパクトを与える活動や製品、サービスの総称
※2.「X」は活用できる資源・地域の特性に応じて自由に設定できることを意味する
(参考)令和4年度 地方経済産業局連携による地域一体型オープンファクトリー等を中心とした地域企業群の「予定調和のない共創」を繋ぐ「ナレッジシェア・ポート(知識移転の場)創出」実証事業報告書
本調査結果を活かして、2023年度は、「Local X lab.」における「X」に該当する可能性のある要素は地域によって多様にあると想定されることを鑑み、各地の実例(ロールモデル)を発掘し、東日本エリアで4回、西日本エリアで4回の全8回、公開討論会形式でキープレイヤー同士が交流する場をセットし、その議論を可視化することで、「Local X」がVUCA時代における国内の次代産業クラスター政策になる可能性を検討しました。詳細は「Local X 事業」のページをご参照ください。
Kansai Co-Lab.(関西コラボ)は、近畿圏内(Kansai)に所在する国の地方出先機関をハブとした、新たな産学官連携(Collaboration)を生み出す「きっかけの場=実験室(
Lab.)」として、実証的に取り組むイベントです。
活力ある持続可能な地域社会の実現に向けて、地方自治体においては外部リソースとの連携による課題の解決など、多様な活動が求められています。
そこで、今回のテーマは「自治体改革の一手となる、企業・大学との連携」とし、企業連携や大学連携を模索している自治体向けに、優良な連携事例を紹介し、更には担当者間の交流を通じて、新たな連携が生まれるきっかけの場を提供します。
プレスリリース資料
「地域の風土、歴史、産業や記憶、そして人」 歴史的価値を有し可能性を秘めた地域・企業を舞台に、 キーパーソン・アトツギが集い有識者との交流を通し学びを深め「ローカルラグジュアリー※」を実証することにより、付加価値の高い地域産業を創り出す価値創造セミナーを京都府北部エリアを中心に実施。新たなローカルラグジュアリーの創出を目指し実証に取り組む。
※単に贅沢や高価であるということではなく、その土地でなければ味わえない貴重で豊かな体験やそこで過ごす時間。
これまでにまとめた、関西の企業が価値共創によるオープンイノベーションに取り組む一助とすることを目的として企業を中心とした価値共創事業の実態の調査報告書等は下記の通りです。
※令和3年度「企業による価値共創事業の実態調査」について
※関西における「共創空間」MAP(インターネット等に公開されている情報を元に作成(令和4年3月時点))
※令和4年度「大阪・関西万博を契機とした価値共創活動促進事業」(拡張EXPO共創ラボ事業)調査報告書
近畿経済産業局 地域経済部 地域連携推進課
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