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最終更新日:令和4年10月25日
グローバルにおいては、高付加価値製品を中心に3D積層造形(Additive Manufacturing。以下、「AM」という。※)による最終製品の製造、新素材開発、装置開発、シミュレーション技術の進化により「ものづくり革新」が進んでいます。従来の製造工法がAMに変わることにより、(1)3D-CADによる製品の高付加価値の構造設計、(2)「一体型造形」による部品、金型、在庫レス、(3)製造工程の超効率化、開発タームの短縮による生産性向上や新たなサプライチェーンの構築(例:部品供給網のスリム化)等、製造・サービス革命が期待されています。
(※)Additive Manufacturing(AM):3D積層造形。3Dプリンタにより、3DCAD・CGデータを元に材料を積層することで3次元のオブジェクトを造形する手法。
この流れに対応するため、近畿経済産業局では2019年に「Kansai-3D実用化プロジェクト」を立ち上げ、3D積層造形技術(Additive Manufacturing。以下、「AM」という)に関連する民間企業や支援機関・団体と連携し、AMならではの付加価値が出せるプロセス構築や最終製品の製造に挑戦する企業を支援して参りました。
約3年間の活動で、本プロジェクトの会員数は全国で約800社・60団体を超え、AMがものづくりの新たな選択肢として益々注目を集める中、当局と連携して本プロジェクトを運営してきた3Dものづくり普及促進会(事務局:(株)立花エレテック)の活動を発展させ、2022 年3月8日に(一社)日本 AM 協会が設立登記されました。これに伴い、2022 年度から本プロジェクトは同協会を中心に実施することとなりました。
当局としては、同協会の活動を側面から支援・連携することで、引き続き AM を活用したものづくり革新を促進し、企業の新たな付加価値の創出と生産性の向上を支援して参ります。
詳細:News Release ”今熱い! 3D積層造形技術” 新たな業界団体「(一社)日本AM協会」が普及・実用化を加速~会員企業数800社超の局主導プロジェクトは団体主導に~(2022年3月17日)
Kansai-3D実用化プロジェクト取組紹介の動画(2020年10月6日)
「Kansai-3D実用化プロジェクト」が挑む!3D積層技術によるモノづくりDXの実践と課題(2021年3月31日)
「Kansai-3D実用化プロジェクト」が挑む! Additive Manufacturingの可能性とかなえる未(2021年6月9日)
一般社団法人日本AM協会
設立年月日:2022年3月8日
所在地:〒550-0005 大阪市西区西本町1-14-18
会員構成:正会員19社、賛助会員16社 (3Dプリンタメーカー、ソフトウェアメーカー、販売代理店、サービスビューロー 等)
一般会員、情報会員 (AMユーザー企業 等)
事業内容:AM導入相談窓口・導入支援、AM関連市場・技術等の情報提供、AM関連人材育成 等
近畿経済産業局 地域経済部 次世代産業・情報政策課
住所:〒540-8535 大阪市中央区大手前1-5-44
電話番号:06-6966-6008
FAX番号:06-6966-6097