トップページ > 施策のご案内 > エネルギー > カーボンニュートラル関連情報 > 中堅・中小企業の面的カーボンニュートラル支援プロジェクト > 支援機関によるプッシュ型支援を促進します!~地域におけるカーボンニュートラル支援人材・体制の強化~
最終更新日:令和6年3月22日
近畿経済産業局と近畿地方環境事務所は、中堅・中小企業のカーボンニュートラル(CN)に向けた取組を推進するため、支援機関の人材育成及び体制強化の後押しを通じて、近畿管内の支援機関によるプッシュ型支援を促進します。
2050年カーボンニュートラル(CN)の実現に向けては、「GX実現に向けた基本方針」(令和5年2月10日閣議決定)に明記されているとおり、中堅・中小企業のCNの促進が極めて重要です。しかし、中堅・中小企業の中には、CNに向けた取組方法が分からないという企業も多いため、今後は、普段から地域の企業との接点を持っている支援機関によるプッシュ型支援(※1)が重要となります。
他方で、各支援機関では、「CNの取組を推進する人材が不足している」「1つの機関で取り組むには限界がある」といった声がよく聞かれ、人材面や体制面について課題を抱えていることが分かっています。
近畿経済産業局と近畿地方環境事務所では、こうした課題を踏まえ、これまでも、経済産業省及び環境省施策の地域展開に加え、近畿地域独自の取組として、自治体の伴走支援や、支援機関等が活用可能な広報ツールの提供、各機関の相互の交流促進を目指したネットワーキングイベントの開催等を共同で実施してきました(※2)。そしてそれらを通じて、支援機関の取組状況や課題は地域によって異なり、支援機関同士の連携を促しCNの取組の体制強化を図るためには、地域性をより一層重視した取組が必要であることが明らかとなりました。
そこで今後、両機関では、各地域において支援機関を対象とした連携イベント等を実施し、地域の実態に応じたきめ細やかな情報提供や各支援機関の役割の見える化を進めます。この取組により地域における更なる支援機関の人材育成及び体制強化を後押しし、支援機関のプッシュ型支援を促進します。
※1 支援機関によるプッシュ型支援:
産業支援センター、商工会・商工会議所、地域金融機関等の支援機関が、企業からの相談を待つだけではなく、能動的に企業の相談にのり、企業の取組段階に応じて、各支援機関が特徴を活かすことができる各種支援を行うほか、企業のニーズ・課題に応じて、必要な支援・サービスを提供できる他の機関にスムーズに繋げる等の手法を指します。
※2 近畿経済産業局と近畿地方環境事務所の昨年度からの取組例:
・自治体の伴走支援:個々の自治体のニーズ・取組状況を踏まえた、産業部局と環境部局をまたがる部門横断的な伴走支援を実施。(詳細はこちら)
・広報ツール:CNに資する取組イメージを分かりやすく伝えるリーフレットを作成。(詳細はこちら)
・各機関の相互の連携促進を目指したイベント:令和5年3月6日「近畿カーボンニュートラル支援ネットワーキング」を開催。(詳細はこちら)
近畿管内の各地域において支援機関を対象とした連携イベント等を開催します。
(自治体の伴走支援等を通じて地域の取組・現状を把握し、CN分野における支援人材の育成、体制強化に関心を持つ地域で、年に2~4箇所程度開催予定)
※図 支援機関同士の連携や、役割の見える化に用いるツールイメージ:CNに向けた取組段階(しる・はかる・へらす・つづける)に応じた自治体、支援機関の役割を意見交換やワークショップを通じて整理
近畿経済産業局 資源エネルギー環境部 カーボンニュートラル推進室
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