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最終更新日:令和7年1月16日
「オープンファクトリー」とは、ものづくり企業が生産現場を外部に公開したり、来場者にものづくりを体験してもらう取組であり、従来から工場見学やツアーといった形態で実施されてきましたが、
近年では、ものづくりに関わる中小企業や工芸品産地など、一定の産業集積がみられる地域を中心に、企業単独ではなく、地域内の企業等が面として集まり、地域を一体的に見せていく「地域一体型オープンファクトリー」※という取組へと進展をみせています。
地域一体型オープンファクトリーは、開催する地域社会(住民)にとっては、自らのまちの魅力や奥行きを再認識する契機となり、企業にとっては、地域社会と新しい接点を持つことで、
地域の企業としての意識(ローカル・カンパニー・プライド)の芽生えやイノベーティブな着想を得る機会につながっています。また、継続的に実施されている地域一体型オープンファクトリーが持つ集客力や求心力は非常に強力であり、
地域内外から多くの集客を獲得しています。さらに、新型コロナウイルス感染症拡大の時代背景においても、情報通信技術を活用したオンライン開催など、手段の多様化により、地域の新たな魅力発信手段として注目されていくものと推測されます。
こうした現状をふまえ、2025年大阪・関西万博を見据えて、新たな関西の魅力を発信する手段としての地域一体型オープンファクトリーの意義を改めて整理する必要があることから、
関西各地に広がる地域一体型オープンファクトリー内でどのようなイノベーションが生まれているのか、その要因を調査するとともに、各キーパーソンのネットワークを構築・活用することで、
中小企業が主役となる地域一体型オープンファクトリーと外部資源(大手企業、ベンチャー企業等)との協業可能性を検討することを目的として調査を実施するなど、様々な角度から取組を行っています。
※地域一体型オープンファクトリー:ものづくりに関わる中小企業や工芸品産地など、一定の産業集積がみられる地域を中心に、企業単独ではなく、地域内の企業等が面として集まり、生産現場を外部に公開したり、来場者にものづくりを体験してもらう取組
以下、これまでの取組についてご紹介します。
○調査事業
令和5年度 次代の産業クラスター政策としての「 Local X Lab. 」事業の発掘、磨き上げ実証事業
・報告書
令和4年度 地方経済産業局連携による地域一体型オープンファクトリー等を中心とした地域企業群の「予定調和のない共創」を繋ぐ「ナレッジシェア・ポート(知識移転の場)創出」実証事業
・報告書
令和3年度 関西の地域一体型オープンファクトリーを発展させるテクニカル・ビジット及びグッド・イミテーション実証調査報告書(令和4年3月29日公表)
・報告書
令和2年度 関西におけるオープンイノベーションを創出する地域一体型オープンファクトリーの発展可能性事例調査報告書(令和3年3月31日公表)
・報告書
○関西企業フロントラインNEXT
・第14回 「人材」が育つ関西のオープンファクトリー ~取り組みから生まれる「共通言語」~ (令和元年6月19日公表)
・第17回 ブランドを確立した中小企業が取り組む新たなコラボレーションの潮流 (令和2年2月28日公表)
○関西おもしろ企業事例集~企業訪問から見える新たな兆:KIZASHI~
・関西おもしろ企業事例集~企業訪問から見える新たな兆:KIZASHI~ Vol.2 オープンファクトリー編(令和元年6月19日公表)
・関西おもしろ企業事例集~企業訪問から見える新たな兆:KIZASHI~ Vol.12 オープンファクトリーver.2編(令和3年2月17日公表)
近畿経済産業局 地域経済部 地域連携推進課
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