トップページ > 施策のご案内 > 環境・リサイクル > サーキュラーエコノミー(循環経済) > Rethink Design プロジェクト~視点を変えれば、価値がめぐる~
最終更新日:令和6年11月11日
近年、廃棄物問題や気候変動問題等の環境制約、世界的な資源需要と地政学的な調達リスクの高まり等の資源制約に加え、成長機会の観点から、サーキュラーエコノミーへの移行が喫緊の課題となっています。サーキュラーエコノミーの実現に向けては、動静脈連携(※)はじめサプライチェーンや業種の垣根を超えた関係主体の連携が重要となります。
※経済活動(モノの流れ)を血液循環になぞらえたもので、生産から小売に至る「動脈産業」と消費後のリサイクル等を担う「静脈産業」の連携を指す。
そこで近畿経済産業局では、令和5年度、廃棄問題等に対し、サプライチェーンや業種を超えて複数事業者間で連携する先行事例15プロジェクトを調査。取組が継続し今後加速化させていくためのポイントを「Rethink
Design」と銘打ち、調査で得た知見や事例をとりまとめました。調査で得られた示唆として、モノ自身やその関わり方に対し価値を捉えなおし(Rethink)、組織の垣根を超えてライフサイクル全体での資源循環と連携による企業の付加価値を高める(Design)「Rethink
Design」という考え方が、事業者が動静脈連携ひいてはサーキュラーエコノミーをビジネスとして取り入れるうえでの鍵となることがうかがえました。
今後、この調査で得られた知見の浸透と実践企業等の拡大を目指すべく、当局では「Rethink Design プロジェクト」を推進します。
本プロジェクトでは、「視点を変えれば、価値がめぐる」をスローガンに、1.事例の「可視化」・「要素化」、2.アクションの「活性化」、3.知見の「体系化・浸透」に努めることで、サーキュラーエコノミーの取組に挑戦する事業者等に対し、「Rethink
Design」に基づく思考変容と行動変容を促し、循環性の高いビジネスモデルに資する新たなプロジェクト創出に取り組みます。
サーキュラーエコノミー実現への鍵「Rethink
Design」
近畿経済産業局では令和5年度、廃棄問題等に対し、サプライチェーンや業種を超えて複数事業者間で連携する先行プロジェクトに着目し、目指す方向性やプロジェクトを通じて生まれた新たな価値について、26者、15プロジェクトに調査・分析を行い、本調査で得た知見や事例をとりまとめました。
Rethink Designerの拡大とRethink
Designer同士の新たなプロジェクト組成を目指すべく、1.事例の「可視化」・「要素化」、2.アクションの「活性化」、3.知見の「体系化・浸透」に努めることで、CEの取組段階に応じた切れ目のない支援を実施します。
事例の「可視化」「要素化」 新たな先行プロジェクトや、連携により生まれた付加価値、価値が波及する仕組み等をまとめたPR冊子を作成
Rethink Designers Report
アクションの「活性化」 先行プロジェクトはじめCEに挑戦、実践する事業者同志の学び・出会いを意識したイベントを開催
Rethink Designers Meetup
知見の「体系化・普及」 CE関連の取組への認知・関心を高めるため、過年度調査で得た知見 の浸透を図るセミナーイベントを開催
Rethink Design フォーラム
近畿経済産業局 資源エネルギー環境部 環境・資源循環経済課
住所:〒540-8535 大阪市中央区大手前1-5-44
電話番号:06-6966-6018
メールアドレス:bzl-kin-kankyo@meti.go.jp